最初で最後のメールがココロを打つ

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母親から来るメールが暗号すぎていつも意味が分からない。

電話や直にしゃべっている時には普通に会話できるのに
メールで来る文字列の暗号っぷりには閉口する。

返信しようにも、意味が分からないので、メールの意味を聞く返信をする。
が、母からの返信メールはもう違う話になっている。

文章という観点で考えると
母から送られるハガキなどの文章は普通なのに
メールになると途端に崩壊。
ケータイの文字キーを押すスピードが思考に追いついてこれず
断片のみが文字化しているということだろうか。

うちだけの問題かと思っていたけど、
『おかんメール』という本がいくつも販売されており
世の中の母親から来る暗号や面白いメールが一般的なんだなということが分かる。

おかんメールの一冊を手に取って読んでみた。

単体のメールだけだと、そんなに面白くないのだけど、
何かのメールがちょっとツボに入ると
もうそれ以降は、全てがおかしく感じて涙まで出てくる不思議。

そんなおかしなメールの中に

『はつめーる
頑張った。』

というのが載っていた。
(引用:『おかんメール3』 おかんメール制作委員会 扶桑社 2015)

83歳の母親から来たという最初で最後のメール。
このメールを大事にしているという受け取った側の思い。
1通しかないメールという存在感。
頑張って送ってきた母親の姿を想像してしまう。

母親から送られてくる暗号メールをもっと大事にしたいと思った。

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