陰翳礼賛の漢字が1ページ目から読めないていたらく

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デザインの情報に触れていると、谷崎潤一郎の『陰翳礼賛』という名著がよく登場します。
前情報の知識から、日本以外の海外にはあまりない陰についての深い考察がされているらしいのです。

早速、読み始めたのですが、すぐに詰まってしまいました。
今はあまり使われない表現や漢字など、すんなりと入ってきません。

冒頭、1行目に出てくる『普請道楽』からもう???

調べてみると、
普請とは、家を建てたり修理したり、土木工事のことを指したりすることでした。
そして、同じように調べている人も多いことが分かるという。。。
そっかそっか。

他にも、最初の2ページだけで
『梯子段』・・・「はしごだん」:階段のこと
『煽風器』・・・「せんぷうき」
『斥ける』・・・「しりぞける」
『草庵』・・・「そうあん」:建築様式
と、ちょっとつまずくワードが満載です。

今の漢字って、昔に比べてすごく簡略化されたり、種類が少なくなってしまっている。
少しレベルを落とした教育を行ったために『ゆとり世代』とか呼ばれる世代が生まれてしまいましたが、昔に比べてレベルを落とした効率化が進んでしまっていることに気付かされます。
坂本龍馬なんて、子どもの頃は勉強が出来なくてアホだアホだと言われている物語をよく見るけれど、残っている書とか見ると難しい漢字や表現など使っていて、昔の人は総じてレベルが高いんだろうなぁとか思ってしまう。

ところで、文中に出てきた『煽風器』ですが、
昔は、同じ読みなら色んな字をあててもいいという大らかな時代だったようです。せんぷうきなら、今使われている「扇風機」以外にも、「煽風器」「煽風機」「旋風機」「扇風器」が使われていたそう。

これを見たとき、そういえば『でんきやさん』って、「器」なの?「機」なの?といつも疑問を感じながら変換で出てくる方を選んでいることを思い出しましたよ。

あなたは『電器屋』?
それとも『電機屋』?
はたまた『電気屋』のどれを使っていますか?

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