点字をひろめる
アプリの開発をはじめて、点字を取り巻く環境は広がったり狭まったりしていることが分かってきました。人口に比べて点字のユーザー数はかなり少なく、日常の点字表記もなかなか広まらず、むしろ減りつつあるように感じています。
デジタル機器が発達してきたことで、画像認識や音声訳があれば点字がなくてもやっていける、という意見も聞きます。
中途失明した方にとっても、点字を一から学ぶことは非常に難しいので音声サポートのほうがいい、という点字いらない論まで。
実際に点字を利用している方に聞いてみると、音声は聞き逃すと少し前に戻って聞き直すことが難しいとのこと。
点字で書いてあれば少し前に読み返すことも簡単で、自分のペースで読むことができるし、点字は便利だよと教えてくれました。

てんじ
周りの人に聞いてほしくないことも音声だと丸聞こえになっちゃうから、点字がなくなると困っちゃうね、と。
点字ユーザーが少ないままだと、いつまでたってもマイノリティ(少数派)な存在として扱われてしまうだけだと気付き、点字を活用する人、目が見えるけど点字が読める人を増やしていく活動をしていこうと思い、アプリを制作しました。
点字ユーザーを増やして世の中を変え、目が見える人も障害のある人も一緒に点字を広く使う世界になったらいいなと思っています。

Find Braille アプリのてんじサポーターになって、一緒に点字をひろめていきましょう。

でぐち