サタプラのトースターランキングを独自に選び直す

毎週土曜日の朝にやっているサタデープラスの人気コーナー。実際に独自の指標で商品を試して5位までのランキングを発表しています。

ノミネートは、毎回10種類以上ありますが、最終的にランキングを伝えてくれるのは上位の5個まで。
いまいちな商品にもしっかりダメだしをしますがモザイクが掛かっていてどの商品かはハッキリ分からないような作りになっています。

つまり、ノミネートの中に地雷は埋まっているということなのです。
5位以内も重要だけど、地雷を踏まないように把握しておくことも大事ですね。

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全ノミネートと5位までの公式ランキング
評価基準1：焼きムラ
評価基準2：トーストの味
評価基準3：機能性
評価基準4：手入れのしやすさ
評価基準5：応用性
トースター豆知識
では、どれを買えばいいのか？

全ノミネートと5位までの公式ランキング

	メーカー	型番	金額	合計	焼きムラ	トーストの味	機能性	手入れのしやすさ	応用性
1	コイズミ	KOS-1236/K	17,700	47	9	10	9	9	10	圧倒的な総合力。温度や時間を勝手にコントロールするマイコン式トースター。思ったよりサクッとして。おーいいぞ。これいいですね。結構火力強くてパッと焼いてくれるんで、中と外のコントラスト。クチャつきも少ない。ピザトーストも美味しい。トマトの酸味もたっててメリハリが出ててイイ。ホットサンドメッシュが付属、絶品ホットサンドが作れる。
2	パナソニック	NT-D700	27,500	46	9	10	9	8	1位 10	通常の遠赤外線ヒーターに加え、波長の異なる近赤外線ヒーターも搭載。焦げずに表面と中をアツアツに仕上げることが出来る。底部は、遠赤外線ヒーターが1つと3箇所から加熱。芯まで火が通っている。しっかり焼けているから香ばしくて香りもいい。外はカリッと中はもちっと。完璧だ。今までの製品とちゃいますね。
3	デロンギ	EOI408J	17,800	43	10	1位 10	7	6	10	高い熱効率のM字型のシーズヒーターを使用。熱が庫内の広範囲に行き渡る。カリッとムラ無く焼き上げる。ピザトーストも高評価。軽い感じのサクサク。高火力で生地もふわふわ。他のトースターで焼いたときと全然味が違う。チーズとろっと野菜シャキシャキ。耳サクッと、中はふわっと。いろいろな食感がつまっていて美味しい。デロンギに買い換えるわ。
4	アラジン	CAT-GP14A	39,000	42	9	8	1位10	7	8	遠赤グラファイトを採用し0.2秒で発熱する特許。トースターでご飯も炊ける。一気に焼き上げたピザトーストも高評価。アメリカンタイプのピザを温め直すのも最適。
5	アイリスオーヤマ	SOT-401	12,800	41	1位 10	9	8	7	7	遠赤外線のカーボンヒーターを採用。ムラが出来ないように位置を研究。最大280℃の高い火力。表面をキレイにこんがり。水を入れたカップを装着するとスチームを発生させる。全体的にバランスがいい。スゴく食べやすい。ここのメーカーは安くコスパがいい(16種類の平均は20,790円)
	象印	EQ-FA22-BA	22,000					1位		凹凸も無くフラット。とってもシンプル。扉も取り外しレバーがあり簡単に取り外しやすい。
	シロカ	ST-2D451	19,800							炎風テクノロジー。高火力のカーボンヒーター。独自の反射板。ファンによる庫内の熱を均一にする仕組み。二重ガラスにして外気の影響を受けにくい。1枚のパンなら90秒。
	タイガー	KAT-A131	17,464
	東芝	HTR-R8	14,425
	シャープ	AX-GR2	22,800							過熱水蒸気(100℃) 掃除しづらい？
	バルミューダ	K05A-SE	28,500							スクラップ？
	日立	HMO-F300	17,773
	無印良品	MJ‐OTL10B	5,990
	ドウシシャ	OTX-111Y	11,880
	ラドンナ	K-TS6-PA	22,000
	BRUNO	025A-316	16,500

評価基準1：焼きムラ

焼き目がキレイなほど均一に火が通っているという考え。説明書通りに2枚を焼く。

紹介したのは、アイリスオーヤマ部門1位

評価基準2：トーストの味

説明書通りに2枚焼いて、トーストのそのままの味を比較

紹介したのは、デロンギ部門1位
うわーおいしいー。全然違うんですけど味。今までと違う感じ。中の生地が軽い。
火の強さとか、庫内の密閉度とか。甘く感じる。これは美味しいですね。
デロンギ、スゴいですね。デロンギ、やりますね。

NG C社：
全然美味しくない。カリッともフワッともモチッともしていない。飲み込みにくい。焼きが弱いと焼けた表面に引っ張られてくちゃつきがでる。パンの内側を潰すと半透明になり、熱が中まで届いていない証拠

NG D社：
コレ持ってるんですけど。下が弱い。水分持って行かれる。くちゃついている。これが1位やと思ってたんですけど、実際はあかんかった。スクラップにしときます。

D社はバルミューダだろうな。
「1位だと思ってた」なんて思わせるメーカーは少ない。

評価基準3：機能性

実際に使ってみてどんな最新機能が付いているか

紹介したのは、アラジン部門1位
奥行きがあるので4枚同時に焼ける。スタートして灯りが付くのが早い。0.2秒で発熱。一気に高温で焼き上げることで外はカリッと中はモチモチのトースト。
8つのオートモードがある。付属の炊飯釜で約30分。

紹介したのは、シロカ
冷凍パンも冷凍モードで焼ける。冷凍パンでも2分で焼ける。冷凍パンもしっかり焼けてる。

紹介したのは、ドウシシャ
焼き芋ケース付き、密閉ケースで熱が芯まで伝わる

紹介したのは、シャープ
食パンだけでなくモーニングセットが一気に焼ける。トレイにパン、目玉焼き、ウインナー、カボチャ、パプリカなどを載せて焼ける。しっかり火が通ってる。卵も半熟。

評価基準4：手入れのしやすさ

パンくずや汚れを掃除して手入れのしやすさを比較

紹介したのは、象印部門1位
底が高いので手が入りやすく、パンくずトレイが出しやすい。中もごちゃごちゃして無くて凹凸も無くフラット。とってもシンプル。扉も取り外しレバーがあり簡単に取り外しやすい。細かい部分も隅から隅まで掃除できる。

NG E社：
あーもうだめですね。指が入らない、小さな隙間がたくさんある。コレ掃除がやっかい。パンくずトレイが引き出しにくい。

E社はモザイクが掛かってるけど、赤いトースターに見える。赤いのはシャープしかない。モザイクなしで掃除している場面の映像を見てもシャープっぽい。

評価基準5：応用性

トーストの応用メニュー、ピザトーストの味を比較

紹介したのは、パナソニック部門1位
比べたら分かる。耳がサクサクで美味しい。生地にも具材にも火が入っている。普通のトーストも美味しかった。応用性も効く。

NG F社：
水分を入れてないのにえらいフニャフニャ。もたっとしている。チーズも温度が低いから分離している。やっぱりポンコツでした。

トースター豆知識

食パンの凹んでいるところ手前にして入れる。
食パンは焼いたときに下になるほうが密度が高く、奥の方が温度が高いので下が来るようにすると均一に焼ける。

では、どれを買えばいいのか？

ここからは、ランキングを受け止めたうえで私の判断になります。

ずばり私が買い換えるなら、

1位はデロンギ！！
（試してランキングの3位）

2位は、コイズミ！
（試してランキングの1位）

まず、判断基準になっている『機能性』については懐疑的で「特殊な機能＝よい製品」ではないと思っています。機能がいっぱい付いていても使わなければ意味が無いし、付いている機能が本当に自分にとって必要なのかは考えてみないといけません。
身の回りの製品も買ってから一度も使わない機能がほとんどではないですか？

というわけで、『機能性』の項目で7点しかなかったデロンギもこの点は問題ありません。

次に、製品とは基本性能がどれだけ高いかというのが最重要だと思います。該当する『トースターを焼く』・『焼きムラ』・『応用性（ピザトースト）』の3項目は高ければ高いほどいい！！

この3項目でデロンギは唯一満点なのです！

なぜデロンギが高得点になっているのか？
おそらく高出力のヒーターと密閉度が高いから！業務用のオーブンを調べたことがありますが、こだわっているパン屋さんやケーキ屋さんが指名買いをしているオーブンは気密性が高くて高温を維持できるオーブンでした。

今まで持っていたトースターで経験したのは、連続運転や長めの時間にしていると、温度が上がりすぎるのか勝手にヒーターが切れるという現象が発生していました。温度が上がってもいい造りになっているトースターは貴重ですね。

あとは、『手入れのしやすさ』の項目が6点しかないのが気になります。
この項目が6点しかないという説明がありませんでしたが、気密性が高いということは、隙間がなく手入れしずらいということかもしれません。