『こどもしおじり』に参加してきました。
子どもたちに社会の仕組みや職業を体験することを目的としたイベント。
塩尻市のえんぱーく3Fをほぼ貸し切り。
子どもが運営する街が2日間の日程で開催され、今年で第4回です。
街の通貨は、『じりぃ』
子どもたちは、ハローワークで仕事を見つけて仕事をして、
銀行で給料を受け取り、税務署に行って税金を収めます。
検定に合格することで給料が上がったり、がんばったときにはボーナスも。
ピザやわたあめもじりぃで買えます。
これをやりなさいという強制はなく、何もせず街をブラブラしてもいい。
去年は市長選があったようですが、今年は市議会選挙。
「なんで選挙に行かないんだよ!」という声掛けに対して「めんどくさい」と社会の縮図。。。
保護者も他の大人も基本的に街に入れません。
どういうことをやっているのか見ることのできる『大人見学ツアー』というものが有料であり
ちょっとだけ街なかを垣間見ることが出来ますが、子どもに話しかけたり出来ないようです。
今回、建築士さんのお手伝いとして、専門家枠で参加しました。
・お家を設計(建築模型を作る)
・作った家を販売する
という内容でした。
お話しながら作る子もいれば、もくもくと手を動かす子、
あまり喋らない子やなぞなぞを出してくる子など、いろいろなタイプの子が働きにやってきました。
3mmのウレタンボードをカットすることもなかなか難しいため
それぞれ試行錯誤しながら行っていました。
金定規をつかって真っ直ぐに切ることの難しさも感じていたようです。
デコレーション用に用意していたマスキングテープも、
それぞれ工夫をこらした使い方で、とても興味深く感じました。
ひとつのお仕事の長さが、30分 or 60分 だったのですが、
どういうものを作りたいか考える時間を十分にとると
『ものを作って完成させる』
という楽しさや達成感も、より大きくなるようでした。
私もプロダクトの授業では、時間の半分以上を検討したり考えたりしていて、
最後に一気に作ったりしたなぁと思い出しました。
長い時間楽しんでほしいと思う気もするし、
多くの子どもたちに参加してほしいとも思うし、
街で他のいろいろなことも経験させてあげたい気もする。
バランスが難しいですね。
疲れましたが
とても楽しかったです。