三重県にある伊勢神宮。
伊勢の名物として思い出す『赤福』。
数年前から高速道路のサービスエリアなどで見かけるようになった
赤福に似たお土産がとても気になっていた。
それは、『御福餅』といい
ピンクのパッケージに橋の欄干。
おはぎに3本のラインが付いた「こしあん」でつつまれている。
どうみても『赤福』なのだけど、
調べてみると、赤福と御福餅は江戸時代から続くものだったらしい。
赤福 御福餅
創業 1707年 1738年
場所 伊勢市宇治中之切町 伊勢市二見町
模様 五十鈴川の川の流れ 二見浦の波
土産 伊勢神宮 夫婦岩
製造 機械化 手作り
1708年(江戸時代・宝永5年)に刊行された浮世草子に赤福らしき記述があるため
その前年を創業年としている赤福。
御福餅も元々参道に存在していたらしいが、橋が出来たので海沿いに移転したらしい。
伊勢神宮のお土産は赤福で、海沿いにある夫婦岩のお土産として御福餅と棲み分けを図ったのかも知れない。
注目したいのは、赤福の製造が機械化(一部店舗をのぞく)しているが、御福餅は手作りを続けていること。
あの、3本線は元々指の形なので、今でもホンモノの指なのは御福餅ということですね。
そういえば、赤福が2007年に製造日を付け替えるなどの社会的な問題が発生したときに、御福餅の売り上げが伸びたそうです。しかし、半月遅れて御福餅も同じ状態だったことが発覚。原材料の表示順番の偽装(?)も同じように指摘されたらしい。なぜ、こんなにも似てしまうのか。。。
他にも御福餅を調べていくと、面白い製品がありました。
ぜんざいを固めたアイス。
商品名は『御福アイスマック』
簡単に説明すると、
同じ三重県企業の井村屋で代表的な『あずきバー』のこしあんバージョン。
御福アイスマックは、斜めにバーが刺さっていて他に見ない形。
『御福餅』も『御福餅アイスマック』も
ちょっと食べてみたくなっちゃいますよね。
伊勢に行ったときや見かけたときには手を伸ばしてみるのもいいかもしれません。