2017年初場所 1/22にむかえた千秋楽。
14勝1敗で、前日に優勝が決まった大関・稀勢の里。
横綱になるための最大の障壁 横綱・白鵬と
千秋楽の結びの一番(15日目の最後の取り組み)で対戦しました。
白鵬に勝てば、『横綱』昇格?という状況
いままでは優勝に近づくと白鵬に阻まれてきました。
優勝しても、白鵬に負けるのであれば、心証は悪くなる。
稀勢の里は、いままで大事な取り組み前に、
額がピクピクしていて精神的に弱いところが目に付いていました。
それが先々場所からは、
終始ニヤニヤするという、不気味さ全開で変な意識改革をしているのかと思いました。
さらに今場所では、
『ニヤニヤ』から『ふて腐れる』という態度になり、何とかリラックスしようとしているように見えました。
普通にしてて欲しいです。。。
というわけで、白鵬戦が始まりました。
立ち会いで、白鵬が素早く突っ込む!早い!
今場所で稀勢の里が唯一負けた琴奨菊の『突っ込んでがぶる戦法』で来ました。
こういう勢いで来られたときは、どんな力士もほぼ負けてしまいます。
しかも、白鵬の全力のぐいぐい押しは、あまり見ないぐらいの必死さ。
この白鵬の押しを土俵際で何とかこらえ、横にそらしてすくい投げで勝利。
必死にこらえる稀勢の里の背中に後ろから支えるファンの姿が見えてきました。
何だか、見ているみんなで支えた気持ちになりましたよね。
みんなの気持ちが、何かに向かっていくという状況には
ちょっと涙が出そうになるのです。