山梨県立科学館の『プラネタリウムフェスティバル2024』にいってきた

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県立科学館はどんな感じなんだろうと、ちょうど『山梨プラネタリウムフェスティバル』というのをやっていたので見に行ってきました!

山梨県立科学館とは

甲府駅の北側にある愛宕山あたごやまの高台(地形から見て尾根の先っぽ)にある1998年に出来た県立の科学館。
『こどもの国』という遊具などが置かれた公園が併設する。

料金がよく分からない

料金の書き方があいまいでよく分からなかったので確認した。

まず入館料

一般・大学生520円
小・中・高校生
(土曜日と、こどもの日は無料)
220円
未就学児無料

続いてプラネタリウム(スペースシアター)の観覧料

一般・大学生310円
小・中・高校生120円
未就学児120円(3歳以上)

個人の他に団体料金もありますが割愛。
バスで行くと団体料金に割り引いてくれるみたいです。

疑問なのは、『プラネタリウムだけ』を見たい場合も入館料が必要なのかということ。
HPを見てもハッキリ書かれていない。

聞いてみると、プラネタリウムだけでなく、科学館で行うイベントに参加する場合は入館料が必ず必要になるようです。つまり、520円+プラネタリウム1プログラム310円=830円がプラネタリウムを見る料金。

年間パスポートに入ると通常開催のプラネタリウムは観覧料も要らなくなるというので、年間パスポートに入ってみました。スタッフさんはいきなり年間パスポートを買うことが意外そうだった。そんなにみんな入らないもの?
一年の間にプラネタリウム何回か見に来ます。子ども向けのプログラムが多そうだけどいろいろな種類のプログラムやって欲しいです。

一般・大学生2,070円
小・中・高校生850円
年間パスポート

ただし、どういうときに年間パスポートでも有料になる特別開催のプログラムになるのかは、聞いたのですがあいまいでよく分からなかった。そのときに都度決めるのだろうか。

山梨プラネタリウムフェスティバル2024

2024/2/10-2024/2/12の3連休の三日間に開催された。
プラネタリウムのプログラムがいつもとは違う特別なものになっているらしい。(初めてなので通常とどこが違うか分かっていない)

そして、フェスティバル期間は、年間パスポートに入っていてもプログラムごとに観覧料が発生する。でも、フェスティバル中は通常大人310円が100円・子ども120円が50円になる。
結局、プログラムは安くなっても入館料は必要になるので数回来るのであれば年間パスポートの方がお得だなと思いました。

今回観覧したのは、
2/11の3 13:00- の『オリオン座とピラミッドの不思議な関係 (ゲスト:浅田英夫さん)』
2/12の4 15:00- の『メガスター誕生物語 (ゲスト:大平貴之さん)』
どちらもゲストの回。折角だからね。

各プログラムの間隔が開きすぎている感じがあるので1日1プログラムになってしまいました。ぶっ続けでどんどんやって欲しいです。寝る回とかも入れつつ(笑)

駐車場問題

まず科学館に行くと駐車場が常に『満車』
となりに昨年リニューアルされた『こどもの国』という公園に遊びに来た家族も多くて、駐車場に駐められない問題があることが分かりました。

共用の駐車場の入り口には、警備員さんがいて車の列が出来ている。自分の番になると警備員さんからは「時間をずらしてきて下さい」と追い返されました。すでに山の上で他に時間を潰す場所もなく、近くに臨時の駐車場も無い。
午後のプラネタリウムの予約だけさせて欲しいと、無理を言って入れてもらう。中にいた警備員さんにはその辺りにふわっと駐めて行ってきていいと言われる(笑

駐車場情報のツイッターがあるのですが、10時ぐらいから15~16時までずっと満車状態ですね(時間をずらしても結局空いてない?)。つまり科学館に入るには甲府駅から片道230円のバスで来るか、パンフレットに書いているように徒歩で30分ぐらい山を登ってくるしかないわけです。
せっかくプラネタリムにゲストが来ているのにお客さんが入らない原因では?
(大平貴之さんの回は、すごいガラガラでした。もったいないなと思いました。)

オリオン座おさらい

浅田英夫さんがゲストです。有名な方らしく、受付の人が自分も聞きたいぐらいと仰っていました。帰って調べてみたら本や絵本も執筆されている方でした。図書館で借りたことがあるかもしれません。
しかし、プラネタリウムで解説してくれる人は、みんな優しい声ですね。

オリオン座を元に星の見つけ方を教えていただけました。
プラネタリウムの定番、星の見つけ方ですが、毎回聞いても流れ星のようにすぐ流れちゃうので何を教えてもらったのか手がかりに残しておきます。

冬の夜、南の空にオリオン座が見つけやすい位置に居ます。
3連星ってなんでしょうね。オリオン座は北斗七星と並んで見つけやすい星座です。

オリオン座はつづみみたいな形をしていますが、イラスト上では盾みたいな革を掲げて持ち、反対の手は棍棒みたいなのを持っている姿。(重ねる絵は右手なのか左手なのか、足を挙げてるとか、それを作った人によって違いますね)

左上の1等星の星がペテルギウス。ちょっとオレンジがかってます。
オリオンには狩猟犬が2匹いるそうで、ペテルギウスから左下に行くと
恒星で太陽に続いて一番明るい「シリウスに向かって飛べ!(風の谷のナウシカ)」の1等星シリウス。おおいぬ座です。
その左上に位置する1等星プロキオン。星2つで構成される、こいぬ座です。
これを結んで冬の大三角形と言うそうです。正三角形に近いですよね。

冬の大三角形はオリオン座のペテルギウスを使いましたが、オリオン座には1等星が2つあり、今度は右下の1等星リゲルから、シリウス・プロキオンの1等星をつなげた六角形、冬のダイヤモンドの説明。
あと3つの一等星は、こいぬ座の上にある双子座に1等星のポルックスと四捨五入で2等星になった少し暗いカストルがあり、ポルックスを通る。
右上にいってあまり馴染みのない「ぎょしゃ座」の1等星カペラ。ぎょしゃとは馬車に乗る人。アテネ王エリクトニウスの姿とされており好きだったヤギを抱いている。
右下にいって、大きな角を左に構える牡牛座。1等星のアルデバラン
これで六角形を形成する冬のダイヤモンドだそう。

六角形がダイヤモンドなのか?というモヤモヤも少しありますね。
次の日、実際の夜空を見上げて見てみたのですが、ちょっと長細いので亀の甲羅みたいでした。
冬のカメ。いや、ちょっと見てみようとは思わないな。
甲府なので水晶、、、うーん『冬のクリスタル』でどうでしょうか。

つづいてピラミッドの関連性

有名なクフ王のピラミッドは3つ並んでいるのだけど、一つだけちょっとズレているところも
オリオン座の三連星によく似ているそうです。確かに。
三連星以外の星も2つは、なんとなく似たような場所にピラミッドもあり、天の川はナイル川にあたる。ピラミッドの配置がオリオン座を模しているのかもしれないというお話でした。

体当たりする壁

なんだか子どもたちにも大人気な黄色い筐体きょうたい。ボタンを押してカウントダウン後に壁に体当りすると、記録の数字が出ます。
圧力センサー?パンチングマシンの体当たり版です。
本日の最高記録みたいなのもあるので、がぜん楽しそうです。

相撲が好きなので思いっきりぶつかっていきたくなります。
まともに正面からいくと体にダメージがあるだろうな、骨折もしそう。
子どもたちが少なくなったので、やってみました!ちょっとダメージ!
もう一回、今度は背中から意識して当たってみました。
『336!』単位は分かりませんが本日の最高記録~。毎回、来たときに自分の記録を更新していきたいです。

メガスター誕生物語

プラネタリウムを個人で作って、既存のプラネタリウムをぶっちぎってギネスにも載った大平貴之おおひらたかゆきさんがゲスト
山梨県立科学館のプラネタリウムも大平さんのメガスターが使われていたのですね。
昔、大平さんの『7畳間で生まれた410万の星』の本を読んですごいなーと尊敬していました。

2003年の本です。懐かしいですね、2010年に改訂版が出ていました。

太平さんが監修した家庭用のプラネタリウム(ホームスター)がセガから発売されたときには衝撃を受けて、即買いました。(どんどん新しいのが出て、割と高かったのになんだか初代ホームスターが陳腐化した感じでちょっと悲しくなった記憶もあります。)

ピラミッドのプログラムのゲストさんの姿は一度も見る機会がなかったですが、大平さんは、前に登壇してのお話でした。

大平さんの本を読んだことあるので、メガスターまでの話はなんとなくわかっていましたが、
通学の時間を早めようと自転車にジェットエンジンみたいなのつけようとして失敗したり、大型ロケットを山の中でこっそり打ち上げたりと破天荒なこともを紹介しているのに「絶っ対に真似をしないでください。〇〇の法律に引っかかります」と注意していた。冗談というかユーモア?
自身も当時は違法だとわかってやっていたのだろうか。人に迷惑をかけなければ、子どもたちも興味を持って試したいということをどんどんやっていけばいいと思うけどなぁ。

私も美大に通っているときに、どんなプロダクトに携わって行きたいかなぁと思ったときにプラネタリウムっていいなと思って、ちょうど五藤ごとう光学研究所さんが求人を出していて応募したことがあります。志望理由のレポートとかも請求されたので書いて送ってみたけど即ダメでした。(日本に大きなプラネタリウムメーカーは五藤さんとコニカミノルタさんの2つだけ)

みんなの質問でわかったこと。
行ってみたい太陽系の星は火星(私は土星の輪っかが空にある感じを見に行きたいかも)
・球状のプラネタリウムはメガスターが最初ではなく、コニカミノルタが先。常設が出来ないのでコンパクトに持ち運びたいからこの形状になっていった
・星に色がついているのは、メガスターに小さな穴が空いているところがあり、そこからそれぞれの色がついている星を別途照射している(忘れてたけどそうだったなぁ)
・色のついた星のためのカラーフィルターが劣化したので先日交換した(売りっぱなしじゃなくてメンテもあるのね)

プログラムの冒頭で、ポーランドの海軍にメガスターを設置したという近況の説明があった
用途は海で場所がわからなくなったときに星の配置を手がかりにするという昔ながらのアナログ手法の訓練に使う感じだった。
戦争からは遠く離れたプラネタリウムだと思っていた。私としては自分が作るものが軍で使われるとイヤだなと思っているので、直接だれかを殺すというものでもないかもしれないけど、軍に提供するところをどう考えているのか質問した。

戦争は無くなることがないかもしれない、現実的なところでは軍を持ち同盟国と徒党を組んで、攻められたり、やり返したりするしかないという状況にも見える。
しかし、戦争を世の中から無くすという理想を持ってそれに向かっていかなければ人類は滅ぶのだろう。なぜ戦争が起きるのか、根本的なところが、なるほどなーと腑に落ちる絵本があるのでオススメしたい。

6人のおとこたち!! アメリカっぽい、『せかいでいちばんつよい国』もオススメ。

メガスターの今後

やりたいことは全て実現したけど、もっと大きいギガスターというエイプリルフールのネタから生まれた思惑があり、巨大なドームを作ってもらえれば実現可能だという。そんなに巨大なドーム?ジムキャリーの『トゥルーマン・ショー』って映画みたいなドームが無いってことか。

映画 トゥルーマン・ショー
産まれてからずっと世界中に中継されているトゥルーマン、目に入る全てのものは空でさえセット。登場した商品がテレビショッピングできる。あるときトゥルーマンは違和感を感じるという話。

山梨県立科学館に設置してあるのは最新のメガスターではないと思うけど、改良するとしたら、、、
・惑星と月と太陽を投影する装置が離れているので、近くにまとめたい
・PCの画面(プレゼン画面)がプロジェクターを投影しただけみたいなので、変換させたりして夜空に溶け込ませたい
・巨大なデス・スターが真横を通っていくように見えるプロジェクターも付けたい
・太陽系からなら、星の配置もそこまで変わらないだろうから、違う惑星からの星を見たい
・視力の悪い人用に星が大きな光のモード
・耳が聞こえづらい人のためにドームの円周部(街が映されるところ)に字幕が流れる仕組み
考えだしたらどんどん出てくるのでこのぐらいで

山梨県立科学館のプラネタリウムのリニューアル工事。

カレンダーを見て気付きましたが(年間パスポート買ったばかりではありますが)2024/2/26-2024/3/15 半月ほど座席のリニューアル工事が入るようです。
真ん中あたりに座ったら足元が狭くてエコノミー症候群になる感じだったので、改善されるとありがたいですね。リニューアルされたら、すでに行ったことある人もトライしてみるといいかもしれません。

どこに座るとベストなんだろう。

2019年「山梨県立科学館」のプラネタリウムがリニューアル
ちょっと調べると2019年にもリニューアルしているのですね。写真のようにこんなにキレイに街の灯りは見えなかった気がしますが、高そうなシステムに刷新されていました。

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