面白いなと思う映画はたまに遭遇するけど、何度でも観たいっていうのはなかなか出会えない。何度でも観たいなと思ったら追加していくリストを作りました。
アバウトタイム about Time
ちょっと変わったのんびりした家族、21歳の誕生日に父から一族の男は過去にだけ簡単にタイムトラベル出来るという秘密をコッソリ教えられる。
お金儲けではなく「よりよい人生のために能力を使え」と言われ、彼女が出来たことがないので愛に使おうと決意した。
何度もやり直してベストな選択を追求するがなかなか難しい。あるときステキな出会いをしたが、父の知人のおじさんを助けるために過去に戻り出会いの時間を上書きしてしまう。記憶を頼りに再び彼女を探し、再び出会うためにチャレンジする。
彼女との幸せな時間、父との関わり、妹を救うために奔走。
リチャード・カーティス監督が癒しの力を持っていると言うヒロインのレイチェル・マクアダムスもとってもキュート。
人生をよりよくするための幸せで切ないかけがえのない時間を考えさせられるストーリーは何度でも観たい。
おおかみこどもの雨と雪
細田守監督の作品で一番好きかもしれない。
主人公の花(はな)は大学でオオカミ男に出会って結婚し、2人の子ども『 雪 (おんなのこ) 』と『 雨 (おとこのこ) 』を産む。突然いなくなったオオカミ男(父)の喪失から、誰にも相談できずにこどものオオカミ気質をどうやって大人にしていけばいいのか悩みながら、移住した田舎で育てていく。
キラキラとした大自然、自給自足もしながら頑張っていく姿と成長していく姿にこころが洗われる。
ただ、映画館で観るのはオススメしない、一緒に「ワォ~~ン」って言いたいから。
山の写真と共に、実際に出てくる家は実在していて、訪れることが出来る(おおかみこどもの花の家)。富山県の上市(かみいち)町で、写真の山は立山連峰なんでしょうね。
「だいじょうぶだいじょうぶして」もらいたいので何度でも観たい。
男はつらいよ 寅次郎物語 (第39作)
『男はつらいよ』の全50作を鑑賞して一番好きだなと思う回は、第39作目の『寅次郎物語』!
主人公の車寅次郎(くるまとらじろう)は基本ダメな大人なのだけれど、外国の人が日本の心を知るために男はつらいよを見るという。大丈夫かなと思っちゃうんだけどみてぇってんだからしょうがない。
男はつらいよを見続けていると、毎回出てくるヒロインといい感じになるのに最終的にくっつかない感じにやきもきしてきて、「何だか寅さんには幸せになって欲しいな」と、さくら(寅さんの妹)みたいな思考になってくる。
この回は、旅先で出会ったヒロインと疑似夫婦状態になり、自然に「とおさん」「かあさん」と呼び合う幸せな感じに包まれていて、とてもいい。何度でも観たい。
インターステラー Interstellar
クリストファー・ノーラン監督の映画は大好き!
意味が分からず付いていくのが大変だったりすることも多いけど、付いていけなくても大丈夫。引きずって行って下さいクリストファーさん!宮崎駿さんのように彼の作品が定期的に見られるという世界に感謝してしまう。
インターステラは、インセプションのように概念だった世界をガツンと映像化してくれて、私に新しい世界を見せてくれる。
滅びようとしている地球から、移住可能な星の探査に命をかけて散った科学者を確認しに行くのが基本ストーリー。ブラックホールのその先を見せてくれる圧巻の映像。巻き戻せない一瞬で吹き飛ぶ時間。思わず腹筋に力が入る最高の映画の世界。何度でも観たい。
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