【ドラマ】いちばんすきな花 細かいあらすじを花束に。 10話編集中。

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好きな脚本家さんのドラマを追うことにしています。
その中の一人、silentで注目の脚本:生方美久さんのドラマが始まりました!

フジテレビ いちばんすきな花 木曜日10時。

テーマは『2人組』?
他人と1対1の2人組になる難しさが独自の視点で描かれていく切なさ。
一見、公式サイトでうたっているように『男女の友情はありえるのか』みたいなよくあるテーマに見えますが、生方美久さんのちょっと違う角度から切り込んでいく感じがいいですよね。

なぞ解きみたいな謎はないと思いますが、登場人物がいきなり多くてついていけてないので、ちょっとまとめてみます。

状況整理

名前年齢季節
うしお ゆくえ
多部たべ未華子みかこ
34新潟市出身(新潟市花町)。
教室で好きな人と2人組になることが苦手だったので、人間関係は教えられないと学校の先生ではなく塾[おのでら塾]の先生になった。
高校の時に塾で知り合った男性の赤田あかたとは、今でも2人でカラオケに行って朝まで過ごすような何でも報告できる友達。
赤田の結婚相手(峰子)に二人で会うことを反対され友達として別れを告げられてしまい一人になる。

<昔から2人組をつくるのが苦手だった>
春木はるき 椿つばき
松下まつした洸平こうへい
36どっちが名前か分からなくなるが、いい人で通っている。
好きな女の子と2人きりになろうとしてもなれない人生だった。ペアの契約をしても何度も破棄されてきた。
結婚相手にも男友達(森永もりなが君)がいたが同居の当日に寝取られてしまい一人になる。
エクセルも出来ない上司がいる出版社[白波出版]勤務。
(白波は、黄巾の乱の残党で、略奪をはたらいた白波賊という盗賊)

<昔から2人組にさせてもらえなかった>
深雪みゆき 夜々よよ
今田いまだ美桜みお
26微妙な九州弁だけど福岡出身?
子ども時代は女の子っぽい服を着せられていたが、母親が居なくなると女の子っぽい服は脱ぎ、立派な将棋盤で一人で将棋をさしていた。
小五の時にペアになろうと女友達に声をかけたら、(夜々の可愛さから)もう引き立て役にはなりたくないと断られた。
一人で残るのがいやで自分を好きだと思っている男の子とペアになり一人を回避する。
純粋に友達が欲しいが男からは性の対象としてしか見られず、女からは女を武器にしていると疎まれる存在。
美容院[snail(スネイル)]で働いている。
(snailはカタツムリのこと、カタツムリはオス・メスがない)

<昔から一対一で人と向き合うのが怖かった>
佐藤さとう 紅葉もみじ
神尾かみお楓珠ふうじゅ
27新潟出身。潮とは幼なじみ。コンビニ[エブリストア]で働きながらイラストレーターを目指している。
大勢の中では誰とでも仲の良い友達だが薄っぺらい関係しか築けずに1対1の関係になる人がいない。
(エブリーは、everyで全体やallという意味を表す)

<昔から一対一で向き合ってくれる人がいなかった>
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わかった情報

うしお ゆくえ
(多部未華子)
春木はるき 椿つばき
(松下洸平)
深雪みゆき 夜々よよ
(今田美桜)
佐藤さとう 紅葉もみじ
(神尾楓珠)
すきな花いろんなのに囲まれてたから、一番を決めるのは申し訳ない。あじさい
すきな色水色黄色
すきな食べ物オムライス
カレー
ほろよい
名前の由来花屋に置いてないから
弟のかえでも同じ
長男:
次男:真
三男:
長女:
かわいい「おむすび」
「ポッケにいるよ」
「でんでん虫」
「絵描きさん」
数学者ミュージシャン棋士イラストレーター

1話 男女の間に友情は?二人組が苦手な4人の愛の物語

うしお ゆくえ
(多部未華子)
春木はるき 椿つばき
(松下洸平)
深雪みゆき 夜々よよ
(今田美桜)
佐藤さとう 紅葉もみじ
(神尾楓珠)
すきな花塾の教室にコスモス
ガーベラは好きな人(美鳥みどり)のいちばんすきな花
ガーベラと一緒に入っていたかすみ草が好き?
花はすきだが花屋は嫌い
桜新町にすむ。
花はすき
買う予定もないのにお花屋さんをのぞく
アジサイ(とカタツムリ)がスマホの待ち受け
1話赤田の動物柄ネクタイがダサいと言うが彼女からのプレゼントだというと謝る。

結婚を祝う歌は安室かカエラ。でもコブクロの『永遠とともに』をセレクトして歌う。
このみのしゃべりが、silentの弟のしゃべりと同じ。
男女の友達を許せないなんてしょーもな。
赤田と友達辞めたら困ること。『スタバの新作を一緒に飲む人』『髪切ったあと・服買ったあと変じゃないか聞く人』『新しく買ったスタンプ試しに送る相手』
カラオケを1人で5時間。

2人が1人になるのは、元々1人より孤独になる。1人の人間は2人の人間がいないと産まれない。3人以上の複数人は1人の集合体でしかない。個々の価値は2人のときが1番強い。
元トモ以外に好きな友達(美鳥みどり)に会いに行く。
学校と花屋は、好きでもないのに寄せ集められているので嫌い。

髪をカットするために夜々の美容室に来てカットしてもらう。次回使える20%オフクーポンももらうが自宅のゴミ箱に捨ててしまう。社員証を美容室で落とす。

彼女(純恋すみれ)の友達だった森永君は友達じゃなくなった。

新居に引っ越してきたばかりなのに、冷凍庫にパルムが入っている。

純恋:椿君とも友達なら良かった。恋愛って2人組を作る作業だから苦手。
椿のことはいい人だなと思っていた。(2人組作るの苦手なのになぜ森永君と二人組に…)
悩みとか相談しても相手に届くまでに嫌味とか自慢に変換されてしまう。

愚痴を聞いてもらって飲みに行った同僚(相良さがら)にうちそこだからと腕を捕まれる恐怖。
こもれび出版に行く。上手いけど好きになってもらえる絵を描けるようになってと言われる。

新潟第3高校の同級生グループのLINE、いつものように幹事になる。
『平成8年組』というLINEグループに入っていたがみんな退出してひとりになっていた。(同僚の視力の良さよ)

昔の友達が電話してくるが、いい水があるという電話だった。
椿の家
<4人の出会い>

フラワーショップはるきで花を買ったところ、母親に頼まれて椿の家に花を届けにきた。

スミレの友達ですか?ガーベラとスミレが友達かは分かりません。

桜新町に友達の美鳥を訊ねてきたが北海道に帰っていた。
敷地に入れる前に、恋人はいますか?居るとやっかいなので。
敷地の外に指輪を成仏させる。オクサマ(パルムの棒)
ピンクのマグカップをゆくえに出すのをためらい紅葉に回す。
(オクサマのカップだったのか?)
2度目がないと分かっているから、こんなにしゃべる。
電話が通じないので社員証を家まで持ってきた。
(普通は会社に電話する)

文句を言いながらもみんなと一緒に家に上がりこむ。
同窓会に出席依頼のために先生を訪ねてくるも同じ家に椿が引っ越してきていた。

好んで選ばれず居ても居なくても同じでいじめの対象じゃなく、便利に使われる。
男女の友情ある派ない派ない派ある派

2話 4人をつなぐ忘れ物…交換ノートと同窓会

うしお ゆくえ
(多部未華子)
春木はるき 椿つばき
(松下洸平)
深雪みゆき 夜々よよ
(今田美桜)
佐藤さとう 紅葉もみじ
(神尾楓珠)
あ。
役者自体の
名前にも!?
楓(かえで)
情報SNSやってない
(LINEもSNSでは?)
教室移動がない教科が好き。好きなのは数学。
まだ有休消化中。
うさぎ年、36。
26です。丑年。インスタのアカウント@momiji_no_illust
2話ちゃんと頑張ってきた。嫌われないように配慮して仲良くしてきた。その友達が今どこで何をしているか分からない。
小学校の同窓会に出席。4人グループの友達に「ちひろの結婚式以来だね」と言われるが一人だけ結婚式に呼ばれていなかった。

みんなと同じ感情になれないのは怖い。誰と一緒に居ても私の感情だけはいつも一人だった。

このみ(妹)は愛想笑いも出来ない。母曰く、人間に一番必要な能力は結局は社交性、愛嬌に気配り。勉強やお金はそんなに大事じゃない。

SNSは見られない。見ると悲しくなる、いいほう(ポジティブ)の感情は考えられていない。

友達で回している「交換ノート」は、誰かが回さなくなったら終わり。犯人の家からは書きかけの交換ノートが発掘される。
(同窓会で持ってきてたら誰で終わってるか一目瞭然では…)
弟はかえで
まだ結婚届は出していなかった。社会の闇を擬人化したら兄ちゃんになる。都合いい人認定されている。

夜々と紅葉が訊ねてくる「初めまして(紅葉)」「二度目」「初めまして(夜々)」「三度目」
友人の結婚式。新婦の親への手紙に感動して涙する。一緒に行っていた友達は感動ハラスメント、家族にしか分からない、やっている方は気持ちいい、感動した夜々は演技が上手いと言われる。話を合わせる。

同僚が自宅の部屋(401)の前で待ち伏せ。「大丈夫だよ友達からで」
恋人が上で友達が下のあつかい!

走って逃げてきたらブランコに紅葉が居ることを発見して彼氏のふりをする。「内側から愛される人にならないと。顔がいいだけだよ」

二度目まして、二人は気まずい。
勘違いされてめんどくさくなるから、紅葉に彼女はいるかと聞く。

あの家に椿さんの忘れ物があると2人で向かう。
美容院からの忘れ物を持ってきたと前回、椿のゴミ箱に捨ててあったカードを出す。
コンビニのバイト終わりで同僚から調子のいい人と陰で言われていた。絵のことを褒めてればいい扱い。
(紅葉バイト終了、他の二人もバイト終了って、店長入れて4人体制だった?)

紅葉のLINEアカウントのアイコンは、4枚のカエデ。

シンジ、コウジ、ユウジ。
モミジ…。
合流椿:あんな変な感じになったのによく来ましたね。
紅葉:前回、しゃべりやすかった。言葉に出来るんだなとじわじわ思えた。
電話してゆくえちゃんを呼び出す。

紅葉が電話をしに行ったので椿と夜々が2人になる。
椿:失礼にならない聞き方を考えて干支を聞く。
夜々:女がみんな年齢聞かれて嫌ってことない。
ゆくえ:大人になっても呼び出し。もう来るなって言われているところに呼び出される。
やっぱり怒ってるってことだと謝罪に向かう。すでに配っていた新潟のお土産をかき集めて小走りで駆けつける。
椿:ゆくえの謝罪を受けて、着席!
みんな同窓会が好きではない。
ゆくえ:同窓会に行かなくても他人の感情を勝手に想像して勝手に傷つくからどっちみち傷つく。
相撲大会ゆくえが母と見に行った、いとこのちびっ子相撲大会。
もう大人な子と、今にも泣き出しちゃいそうな顔の小さな子との対戦。
柿の種の缶を土俵に見立てる。
(脚本は、この缶が先なのか、相撲の話が先なのか。)
周りで見ていた大人たちが、始まる前から、ちっちゃい子を可愛そうね、大きい子は恵まれてるわね。と言っているのが聞こえてきた。でも、ちっちゃい方が勝った。最終的にじわじわ追い出して勝った。周りの大人たちは感動していた。いい話ですね。
ゆくえは当時、涙が止まらなくなっていた。負けちゃった子、お相撲続けられるかなって。ちゃんと悔しいって気持ちだけで泣けてるかな、恥ずかしいって気持ちに邪魔されてないかなって。自分が期待されて負けたことでみんなが感動してるって、どれだけつらいだろうって。。。
みんなと同じ気持ちになれないって怖い。悪いことみたいに思えちゃうんです。
夜々だけは、ゆくえと同じような感情を感じていた。
ゆくえは、昔から他人の感情を勝手に想像して、勝手に心配したり、つらくなったり。赤田だけ気を遣わないで2人でいられる友達。
夜々は、気を遣わなくていい人は、欲しいし、なりたいですとひさびさに発言する。

椿:都合のいい人にしかなれなかったな。
紅葉:調子のいい人って言われるくらいです。
夜々:顔だけいい人って言われるは、言えなくて口をつぐむ
ゆくえ:頭がいい人ってやつだけよく言われた。

椿:それは普通に褒め言葉だと思いますけど
ゆくえ:頭がいい人しか狙えるところが無かった、役割というか居場所。
紅葉:そこだよ、ゆくえちゃんの席。

椿:同じもの見たからって、みんな同じ感情になってたら気持ち悪いですよ。どこに気持ちが向くかなんて人それぞれだし。言っちゃダメなことはたくさんあるけど、思っちゃダメなことはないです。
ゆくえ:おかげで見えることだけで幸せで決めつける大人にならなかったから、それはよかった。
解散ゆくえと夜々は2人で話しながら帰宅。
夜々はゆくえに自分は顔「だけ」がいい人と言われると告白する。「だけ」なのかは分からないけど可愛い。
夜々は嫌われてくなかったから、交換ノートも手紙もメールも全部速攻で処理していた。
グループからハブられないように必死だった。でも、みんなからはすぐノート回すの圧力だなと思われていたみたい。
グループの中心的な役割で自覚も希望もしていなかったけどそういう位置づけにされていた。
夜々は私も負けた子のことを考えてつらくなりましたとゆくえに伝えた。

紅葉はまだ椿の家で片付けを手伝う。数学は好きだが、やっぱりみんな移動教室が苦手。移動するときに一人だと果てしなく遠い。みんなそんなに気にしてなかったのかな。
(全く考えたこと無かったなぁ、何も考えずに生きてたなぁ)
ハンカチを置いて忘れ物をして帰った。

「あの2人に聞いてみますか。他の二人は別角度で強いトラウマがありそう。」

椿の家にオクサマ(純恋すみれ)が忘れ物しちゃってとやってくる。

もれなく美味しいゆくえちゃんが買ってきた新潟のお土産。

生方美久さんが見たであろう ちびっ子相撲大会

2話に出てくる、『小さい子が大きい子に勝つという ちびっ子相撲』のエピソードは、SNSで流れてきた動画を見かけて発想したものだと思う。
私は、ちょっと前にインスタに出てきたので見たことがあったが、元は白鵬杯の一部を切り取って勝手に動画にして公開している人のものだと思う。元の動画がyoutubeにあったのでお知らせ。

切り取りの動画は『奇跡の逆転相撲』なんてタイトルで、あおる字幕が付いていた。
私は、大相撲をガッツリ見る方なので、立ち会いから小さい子の方が強いことは分かる。逆転ってことはなくて、いい勝負。

相撲によらず、何でもそうかもしれないが、負けて悔しいと思う子じゃないとそのあと強くならないし、継続しないと思う。藤井聡太さんも子どもの時は負けるとメチャクチャ泣いて、お母さんに引っ張り下ろされていたりしましたもんね。

3話 好き同士が両想い、とは限らなくて…

まず、言いたいことから。
ゆくえがバスに忘れていって夜々がこれを手掛かりに訊ねてきた『おのでら塾』のペンですが、ぜったい私が愛用しているペンだ!

ペンを頼りに夜々がゆくえを訊ねてくる。
愛用しているペンと同じ!?

文字の太さは分かりませんが、インクの色は同じように見えますブルーブラック色

何本か持っていて必ず常備しています。替え芯も買い足しつつ使っています。
以前、好きだったペンが廃盤になったので、文房具売り場に何度も通ったりして決めたペンです。書き味が滑らかで、インクの濃淡も少し感じられたり万年筆のような感じでオススメです。インクが減ってくるとインクに空気がたまって擦れたりするのがちょっと惜しいけど、そこがまた愛しいところです。

うしお ゆくえ
(多部未華子)
春木はるき 椿つばき
(松下洸平)
深雪みゆき 夜々よよ
(今田美桜)
佐藤さとう 紅葉もみじ
(神尾楓珠)
唯一LINEでつながっているゆくえと紅葉。ゆくえはみんなの関係を発展させる提案を紅葉に打とうとするがためらって送信前のメッセージを何度も消す。

LINEの友達登録は『QRコード的な』

点Pが毎秒1cmで動き続ける。問題の解き方を教える。
小学校のころは新聞係をやっていた。
よくしゃべるし、落ち着きがなくじっと座っていられなかった。(いわゆるADHDの傾向と言っている)
個性的とほめているのかと思ったら、落ち着きも協調性もないと親を責める担任。ひたすら「ごめんなさい」と謝る母親。
中学校になると自然と『個性的』を隠せるようになった。
ただし返事と相づちしかできなくなってしまう。
親や先生は再び心配をする。友達に合わせるだけの一人で何も出来ない子。
<いい子じゃないけど個性的だった僕は無個性のいい人になった>
<好きな人との人間関係は2パターン。好かれる努力をするか、嫌われない配慮をするか>

純恋すみれは荷物を取りに来た。(合鍵持ってるからって、インターフォンも鳴らさず開けるかな)
ごめんしか言えない椿に「ごめん」以外にいいたいことがないの?と言われて考え「駅まで送ろうか」という答え。
合鍵を返され出て行く純恋を見送る。
次の日、布団を整え、ゴミをきちんと出し、ゴミ袋もキレイにセットする『ていねいな暮らし』
ゆくえが持ってきてくれたガーベラが萎れていたのでためらいつつもゴミ袋に入れて捨てた。萎れた花にも「ごめん」
会社で雑用を押しつけられる椿は、ストレス発散にタバコを吸わないのに街角の喫煙所で1度きりの関係を求め『いい人』をテーマに話しまくる。(喫煙所って同じ人しか来ないんじゃないのか?)

純恋は椿の実家の花屋に行くが引き返す。

LINEの友達登録は『なんかバーコード的な』

弟の楓が家に訊ねてくる。オクサマってどんな花だっけ?花がね咲く直前で枯れるんだよ。廃棄寸前だけどまだキレイに見える花束をもらう。
美容室でお客さんを送り出し。「女友達とご飯に行く」「それが一番楽しいですよね」うらやましそうな夜々。
LINEで何かを送ろうとするがみんなの連絡先を知らない。
ゆくえが忘れていった青いペンに書かれた「おのでら塾」を訊ねる。ゆくえとの関係を聞かれてモゴモゴする。目がくりくりっとしてシマリスに似ているらしい夜々。
LINEにメッセージ送りたかったけどと仄めかしてゆくえとLINE交換をする。
はじめて持ったケータイはガラケーを小5。無敵になった気持ちになった。
一番好きなのは数学だったが文系にした。「女の子は文系でしょ?」とママが。固定観念が強くて平成が終わったことも気付いていないはず。
もうダメになってしまう花は、コンビニで廃棄される弁当と同じかと母に話す椿の弟の楓。
そしてコンビニの廃棄前のものを持って椿の家を訪れる紅葉。
椿は不在のようだが、LINEで連絡先を交換していないことに気付いて連絡がつかない。

椿の家の前でおにぎりを食べ散らかしているところに椿が帰ってくる。全然待っていない3分前に来た。

LINEの友達登録は慣れてるのあれだね、いいねと椿に言われるが、回数だけはこなしている。

幼なじみと友達は同じ枠?との問いにゆくえちゃんは『ゆくえちゃん』という枠
合流フラワーショップはるきに寄ったゆくえと夜々は、椿の家に友達なのか分からない『もごもご』した人が来ているというのを聞いて紅葉が来ていることを悟って家にやってくる。
紅葉は2階に空き部屋が2つあることを確認して住めます。

ゆくえ:アイランドキッチンっていいですよね、料理しないけど
夜々:分かります、大きい食洗機とか。料理嫌いだけど
椿:キッチンは純恋が気に入って、一緒に住む予定だった料理が好きで綺麗好き
子どもが2人欲しいから空き部屋が2つあるのもよかったと。外観は僕が気に入った。
純粋の「純」に、恋愛の「恋」でスミレです。
紅葉:えっ、ウソじゃん。
椿:ウソだったけどホントです。名前は漢字はホントです。

純恋が再び訪れるが、コーヒーを煎れている途中で手が離せない椿のかわりに夜々が迎えて驚く。
そのあとで、ゆくえも紅葉も出てきて混乱する。友達かと聞くが、友達かまだよく分からないのでモゴモゴする。
紅葉:椿さんち、あきたこまちがあるよ敵だよ。(新潟出身)
純恋だと聞いて、合唱する3人。
ゆくえ:私の席…。(に座る純恋)
椿:上で遊んでなさい (階段の途中に集合)
純恋は椿が思っていることを聞いていないし言ってくれないから聞きに来た。
夜々:浮気しといててめぇの気持ち聞かせろってこと? 紅葉:口悪いな
ゆくえ:怒ったり泣いたりして欲しいんだよ、椿さん物わかり良すぎて、愛されていた実感がわかないんだよ
紅葉:純恋めんどくさ
椿と純恋椿:好き同士だったけど、両思いじゃなかった。好き同士が両思いとは限らなくて。
好きっていうパッケージに満足してるだけみたいな。想えてないんだよ、それでいえば片思いですらなかった。それぞれ身勝手に好きだっただけで、むしろ好きって後付けで。結婚相手にちょうどいいから好きってことにして。嫌われない配慮をずっとしていて、好かれる努力はできなかった。
純恋:やっぱりよくわかんないや。わかりにくいことばっかり言って。「ごめん」が口癖だよね、止めた方がいいよ。何も悪くないのに謝ってるとホントに自分が悪い気がして来ちゃうよ。
椿:楽してるだけ。自分が悪いって思う方が楽だから。
純恋:怒ってないの?
椿:怒ってるよ、怒ってるし悲しんでるし悩んでる。それを隠してる。
純恋:よくはないけど、まだよかった。私と居たら感情なくしたり、あっても隠したり、そうしてまで一緒に居ることないよね。
椿:そう思ってる。いなくなって、正直戻ってきて欲しいと思っていない。いつもずっと話すのしんどいと思っていた、純恋のことも話も好きだったけど、俺じゃなくてもいい人で、俺が聞かなくてもいい話ばっかりで。
純恋:そっかそっか。
椿:他の誰かと幸せになってください。
椿:結婚するの?森永君と。
純恋:しないよ、付き合ってもないよ。
でも一回そういう関係になってしまって、椿君と結婚できないなって。
椿君にはウソつきたくないし、結婚しなくて良かった。

純粋すぎるのも人を傷つける。恋愛で全員幸せになるなんて不可能。
二人組だもん誰が始めたの?

純恋:聞きそびれた、あの人たち誰?
椿:友達。

多分明日には枯れると、楓にもらった花束を純恋に渡して家を送り出す。
その後椿:ホントに純粋な人なんですよ。清純派女優って居るでしょ?何を根拠に名乗ってるのか知らないっすけど。あなたたち純恋ほどですか?って思う。
紅葉:椿さんメチャクチャしゃべりますね
椿:基本的にはしゃべりたいタイプなんで。
ゆくえ:花屋嫌いなんですか?花屋の息子なのに
椿:そう思い込もうとしているだけ。花が好きだから。
好きなことを仕事にするのって覚悟が必要じゃないですか。
夜々:私も髪を切るのは好きだけど、職場は嫌いです。隕石落ちて欲しい。
椿:紅葉君、賞味期限いつまで?
紅葉:もう切れてます。

椿:そのソファー気をつけてくださいね、満腹だと死んだように寝られるやつなんで。

椿の家のしっくりくる表現みつけた。ちょっと失礼ですが『部室』です。
約束しなくても誰かしらいる安心感があって、一人ならそれはそれでラッキー、サボってるのにサボってない感じも出せる。教室は選べないけど部活は選べる。臭くないお花の匂いのする部室。華道部です。パチパチ。
一人になるし、引っ越してしまう?
椿:考えているうちはここに居ます。廃部になりません。

鈴子(椿の母):椿は花がら摘むのがどうしても嫌みたいで。花捨てるとき申し訳なさそうな顔しているから継がせるのは諦めた。
楓:今日あげた花は明日か明後日が寿命だよ。友達にこそあげないでしょ、明日枯れる花なんか、兄ちゃんだよ?
鈴子:そうだった。うちの子、昔からいい子だった。

夜々が起きて「寝てないです」「寝てたよ」
ゆくえは、友達から電話が掛かってきたのでベランダで電話する。友達と電話しているという話で夜々と紅葉は嫉妬する。

ゆくえ:大人になってもさ友達ってできるもんだね。美鳥ちゃんにもいつか紹介するね。

椿:一人で大丈夫って思えるのは、一人じゃないって分かったとき

みんなの連絡先を唯一知っている紅葉が、4人のLINEグループを作りましたと連絡が来る。

イケメンの紅葉は、客寄せパンダの『パンダ』と呼ばれていた。
夜々のスマホに電話があり家にママが訊ねて来ていた。きちんと顔を作って帰宅。

4話 好きや嫌いには理由なんかなくてもいい

夜々の回。
(夜々と母親の会話やLINEのメッセージとか、とかが、私の母親との会話っぽくて何だか。。。)

子ども時代、夜々の家の棚にある福岡ダイエーホークスのメガホンが懐かしい。 (4話より

うしお
ゆくえ
(多部未華子)
春木はるき 椿つばき
(松下洸平)
深雪みゆき 夜々よよ
(今田美桜)
佐藤さとう 紅葉もみじ
(神尾楓珠)
おのでら塾で、新しく来た穂積が左側の席に座ると女子の席だから笑われると言われる。が、自由席なのになんとなく勝手に分かれている。女子とか男子とか勝手に区別して。

昨日あげた花がゴミ捨て場に挿されているのを見つけて手を合わせるが、おばさんに瓶と缶のゴミなので花を捨てたらダメと指摘され会社に枯れそうな花だけ持ってくる。
(花に手を合わせてるのにゴミを捨てたように見えるのだろうか。演じているおばさんのキャラクターとセリフに違和感があるなぁ)

デスクで即枯れた花を見て実家が花屋なのに、花を見る目がないと陰口。花も女も見る目がないとか言われる。が、いい人なので応援される。

紅葉と社食でご飯を食べるが、テーブルが4人掛けなので、ついいつもの斜め配置で座ろうとした。
紅葉に「今夜うちくる?」と一生言わないと思っていたセリフが自然に出て驚き照れる。

2回目の夜々の美容院に行く。「あっ」っとちょっと失敗される。
子どもの頃、3人の兄と怪獣の人形で遊んだりしたかったが、母親に可愛い人形で遊ぶことを強要されてきた。
高校2年のとき文化祭の出し物がメイド喫茶になり、夜々とのツーショット写真を撮らせて販売することで売り上げを上げようとする同級生。
美容室に入ったときもいきなり店の前で写真を撮らされ宣伝に使われた。
<私はお人形だ>

上京してきた母親の用事は夜々に会いに来る用事。夜々が着ている『でんでん虫』のTシャツを可愛いのきりーよ(着なさいよ)と指摘する。

母親の作ってくれた弁当。好きなおかず入れておいたとLINEにあった。
『かしわめしのおむすび。筑前煮。エビの蒸したもの。肉巻き、ブロッコリー、卵焼き、プチトマト。』
晩ご飯を母親と食べたくなかったが、ゆくえがちょうど誘ってくれた。

LINEのグループチャットをしているところを母親に覗かれて、みんな『女の子、26歳』ということになる。

3人の兄だが、前に女の子がいたら夜々は産まなかった。

美容室の客が女のシャンプーは力弱いから変わって欲しいとかいい、恐怖の同僚相良に頭を下げることになる。(かなしい)
椿の白波出版でイラストの打ち合わせがある。エレベーターで椿に会い社食で一緒に食べる。
イラストを椿に見せると、「才能とかは分からないけど、すきだな~。カワイイ」と言われる。
コンビニの同僚に飲み会の最初だけ顔を出してと言われて了承する。お世辞で「29には見えないです。」「27だからね。」
言いたいところ[夜々の美容院]
男女で仕事の内容を分けると『セクハラ』と言われるから、重い荷物運びも女性がやらされている。
店長は存在自体がセクハラだから今さらどんな配慮しても無駄。

男女平等っていい言葉になってんの怖くない?
隅々まで男女平等な世界想像してみ?
不具合多すぎて逆にどっちも生きにくいでしょ。

必要な区別をしてもらえないって何よりも差別ですよね。
椿と紅葉普段料理をしない2人でスーパーに来る。
紅葉:コンビニの廃棄で生きてます。
椿:純恋すみれが料理が得意だったから手伝おうとすると逆に邪魔で。

・ポテトチップスの棚にポテトサラダの惣菜を置いていく女性を見かけて瞬間移動させられたポテサラをかごに入れる。
(ポテトチップスの方が食べたくなったのかな)
・子どもたちが走ってぶつかって落ちたちょっと凹んだパイの実、買ってあげよう。
(やさしい世界)

最後に雪見だいふくとパピコを2個ずつ買う。
紅葉:パイの実何個入りですかね?
椿:4で割れるかなぁ
LINE春木椿:ゆくえさん、夜々ちゃん、夜ごはんうちでどうですか?紅葉くんはすでにいます

スーパーに買い物に行ったけど、夜ごはんは『ピザ』の宅配。
ゆくえが来て3人で注文して、夜々の分を残してUNOなどをしながら食べる。

その後、4人が集まったけど、何かがあった夜々とゆくえを2人きりにするため、椿は紅葉とサシで飲みに行こうと誘う。

紅葉:マルチ以外ではじめて誘われました、サシ飲み。
紅葉:友達からパンダって呼ばれている。
椿:パンダ?あだ名?こんなシュッとしたパンダいる~?
紅葉:直接呼ばれるやつじゃなくて、客寄せパンダって陰で言われるやつ。
女の子に声をかける係で、あとは引き渡す。
(そんなことよくあることなんだろうか…)
紅葉:今日もそういうお願いされていたけど、椿さんがスーパー行こうとLINEくれたからはじめでドタキャンした。
夜々と母3人が集まっているけど、母親が職場まで迎えに来て母と自宅でご飯。
ご飯中にスマホを見るとみんなが盛り上がってるし、返答ができてないので心配してた。
(まだ箸つけていないけど)テーブルに肘をついて返事をしようしたので、母親に肘を叩かれる。
女の子やけんやめり!(女の子なんだからやめなさい)
パパとかお兄ちゃんみたいに行儀が悪いと指摘される。今までも散々強制されてきていた。
友達が悪い、伝染するからやめり。こういうのはたいがい周りが悪いっちゃけん。
友達を選べと言われるので、反発してみんなのところに行こうとする。

ママ:昨日も友達とご飯行って、ママのことほったらかしにした。
先約だから許可したけど、今のは今誘われたんやろ?やのにそっちにいくとね?友達やけんって他人やん。ママは母親やろ、やのに他人を優先させるとね。
夜々:他人の方が私のこと分かろうとしてくれとるもん。ママは母親ってだけ、産んだってだけ。お気に入りの人形産んで、それで遊んどるだけ。
と言い残して、部屋を出て部室へ。

ゆくえの家に泊まって朝家に帰ってくると、母親は既に出て行ったあとだった。電話してみるともう空港にいるよう。
長男:長男なのに4番目のお前より写真が少ない
次男:部活で大けがしても夜々のピアノ発表会を優先していた
三男:俺たち3人なんかお前が生まれる前の助走でしかない

夜々:すごく大事にしてもらって感謝しとるけど、つらかった。期待に応え続けるのも他人だけやなくて家族からもお前はいいよなって言われるのつらかった。ピンクもスカートも嫌いではないが好きなのは紫。料理はホントに嫌い。ママのことは嫌いじゃない好きだけど、嫌いなとこがいっぱいある。私の好きなもの分かった気になっとるところがすごい嫌い。

ママ:ママも夜々のこと大好きなんよ。嫌いになりたくないけんママの理想を押しつけてしまったのかもしれない。ありがとね付き合ってくれて。夜々は好きな人が何を好いとうか分かってやれる人になってね。

夜々:お花ありがとう。(花瓶に入ったピンクのバラの花)
ママ:あ、ピンクの、あっ、ごめんね。アジサイなかったけんね、さすがにこの季節やと。
(アジサイ好きなことは知っていた)
夜々とゆくえ夜々:中学生の時、保健室の先生に相談したことがあった。女の子でいることがつらい。そしたらいろんな定義の説明されて、Lはこうで、Gはこうだみたいな。違いますって言いました。男の子になりたいわけじゃないって。すると、男の子を好きになったことある?女の子を好きになったことは?と聞かれた。
ゆくえ:何で恋愛対象の話になるの?
夜々:そう、なので、あ、もう話しても無駄だ。もういいやって思った。
ゆくえ:当てはまらないものって不安なんだろうね。
夜々:当てはめないと間違って傷つけちゃうかもしれないから、確認したかっただけだと思います。優しさだったと思います。
ゆくえ:そういう優しい人って、さらにつらい思いしている人を探し出して、その人使って慰めるんだよね。あなたは恵まれてるのよって、幸せ強要して。その寄りいっそうつらいって決めつけた人だって、結局は妄想でしかないのに。
夜々:納得はしてるけどつらいです。私は女だけど、女の子でいることがどうしようもなくつらいときがあって、それだけなんです。こう思うのはわがままで贅沢で良くないと思って。満足してますって顔して生きてきたけど、ひさびさに母親に会ったらダメになっちゃって。女の子として愛されていることが感じすぎてきついし、こう思っちゃう自分も嫌い。多数派のつらいはわがままなんですかね。

夜々:ママは男の子みたいに育てられたらしい。女の子のものが与えられず悲しかったと我慢していた。娘には思いっきり女の子させてあげたいと思っていた。それを聞かされて反発できなくなった。
ゆくえ:このみが昔からあんまり人と話すのが上手じゃない子でさ、ちっちゃいころずっとぬいぐるみに話し掛けていた。お姉ちゃんが聞くよと言うと。おねえちゃんは言い返すからやだって。お人形にならないでね。夜々ちゃんでいてね。
夜々をゆくえの家についれていく。
ゆくえ:このみと仲良くしなくてもいいけど、けんかはしないでね。
このみ:そのちっこいカバンにパジャマ入ってるの?貸したげる。
ゆくえと紅葉コンビニで働く紅葉に会いに行きコーヒーとピザまんを一緒に食べる。
紅葉が小5の時、ゆくえが高3で上京するときに絵をプレゼントした。「この絵好き」って言ってくれたのがすごいうれしかった。子どもだったというのもあるけど、みんな上手だねとか、才能あるねとしか言ってくれたことがなかった。
ゆくえ:いいとか悪いとかをさ、好き嫌いとゴッチャにする人いるでしょ。私も絵の良し悪しはよく分かんないけど、好きなのは分かるし。ほら椿さんのことは好きだけど、いい人だから好きってことではなくて、いいとか悪いには理由にはいるけど、好きとか嫌いには理由がなくてもいいんだよ。
紅葉:椿さんのこと好きなんだ
ゆくえ:好きだよ。好きでしょ?夜々ちゃんも好きでしょ?ゆくえちゃんも好きでしょ?
紅葉:…。
ゆくえ:え、嫌い?あんなに市民プールつれていってあげたのに。このみに沈められて泣いたくせに。
紅葉:今度はちゃんとどっか食べに行こうよ
ゆくえ:うん、4人で行こ
紅葉:うん、いこう。

5話 優しいふり…一番最低なのは俺だった

紅葉の回ですね。
いいように使われている紅葉は何をしたいのかちょっと理解が難しいです。

紅葉の記憶生まれてから一度も孤独を感じたことはなかった。
周りにはたくさんの友達が居てみんなで仲が良かった。
誰とでも仲良くなれて誰からも好かれて明るくて優しい。そう言われた。
みんなから必要とされた。
友達が居なくていつも一人でいるやつを見つけては一緒に居てあげた。

<いじめをしているやつより、いじめを見て見ぬふりをするやつより、誰より一番最低なのは俺だった。>

(佐藤の描く絵を「上手い」「スゴっ」とはいうが、好きだとはいわない)
紅葉と椿夜に急に来て、だらだら飲んでリビングで寝てしまった紅葉が朝起きる。
チョコチップスナックパンをもらって食べる。
記憶があまりない紅葉に、大丈夫、何もしてないしされていない椿。
紅葉の独り言なのか寝言は、「ごめん」とか「ありがとう」とか「ごめん」とか。

紅葉:いってきまーす
椿:いってらっしゃーい
紅葉:まちがった。おじゃましました。
椿:何てなんていうんだろう、「おじゃまじゃなかったですよー」?
紅葉:「またおいで。」じゃないですか?
夜々と紅葉紅葉のナンパ友達から抜け出して2人でカフェ。

夜々:ゆくえさんのこと好きですよね?
(と直に聞く。)
紅葉:3人も、さっきの友達も、みんな好き
夜々:みんな好きの「好き」と、違う「好き」だと思いますけど
紅葉:違うよ。幼なじみだから、友達とは違うでしょ。
夜々:このみちゃんは?
紅葉:このみちゃん何で知ってんの!?
夜々:ゆくえさんち泊まったから。(表情を見て)いま嫉妬の顔してましたよ
紅葉:してないですけど
夜々:ゆくえちゃんとこのみちゃんの好きは、どっちも幼なじみだけど同じ?
紅葉:このみちゃんは、そもそもあんま好きじゃないから
夜々:それはそれであれだな

夜々をおいて店の外で長電話してきた紅葉が、椿から電話をしてきたことを知り、嫉妬の顔をする夜々。
うしおゆくえ
(多部未華子)
春木はるき椿つばき
(松下洸平)
深雪みゆき夜々よよ
(今田美桜)
佐藤さとう紅葉もみじ
(神尾楓珠)
このみが紅葉を市民プールに沈めて泳げなくなったことをこのみに話すと3人で市民プールに行って泳ぎを教えてあげることを提案されたが、大人3人で市民プールはメチャクチャ気持ち悪いとのこと。
夜々がまた泊まりに来るか気になる このみ。

雑貨屋さんで、赤田あかた峰子みねこの買い物に出会う。峰子チョイスはピンクのマグカップで、赤田には水色。

峰子がトイレに行った間に久々に赤田(こた君)とお話しする。ハッピーとか似合わない。4人で仲のいい友達が出来たことを報告する。ゆくえの前の職場がよくなかったことに触れる。
赤田は既に知っていた希子と穂積くんが仲良くなれそうなことを話す。
カラオケ行く、先になんか食う?とつい間違えてしまう赤田。
さっきいた女の人が元彼だと気付く峰子。ん?
喫煙所で知らない誰かに愚痴を話そうとするが、紅葉に電話して聞いてもらう。

マグカップチャレンジで赤を手に取って「かわいい」
イケメンには付いていかない。もっと薄い顔の人がタイプ。

コンビニ店長から廃棄をもらう。いい関係。

合コンをドタキャンしたのでキャンセル料(発生してなさそうだけど)5000円払わされる。(徴収したお札をピラピラする仕草はすごい嫌いだなぁ)

他の友達からもLINEで飲みに行こうと渋谷に19時と集合がかかる。ナンパの手伝いだと分かっていたので夜々に連絡を取ってきてもらう。夜々をナンパして2人でどこかに行ってしまう謎の作戦。

青山画廊の坂田に呼ばれ同級生だったシノ(SNINO)からコラボの声がかかる。すごい有名で油絵がブームになっている。
(油絵がブームってそんなばかな)
『SHINO×momiji企画展』10~15枚の作品原画を出して、契約金は33万円。

了承し『ATELIER SHINO(アトリエ シノ)』を訊ねる紅葉。SHINOは同級生の篠宮しのみやだった。

坂田さんの提示した契約書は、SHINOじゃなくって『SNINO』になってるけど大丈夫かい? (5話より
紅葉の告白1年の時は黒崎くん、2年の時は篠宮くん。
一人でかわいそうに余っているやつがいると絶対に裏切らないからありがたかった。ホントは友達なんかいなくて、目立つやつと一緒に居ていいように使われてただけで、ずっと続くのがしんどいから1人のやつを見つけて近づいて優しいふりをしていたと告白。

で?

シノ:で?普通の自然になる友達と何か違うの?
なんでもいいけど、よくないけど。そっちの勝手な罪悪感でこっちのいい思い出塗りつぶさないでよ。
優しいふりしてればいいじゃん、こっちは優しさだって捉えてるんだから。

そんな感じならコラボとか嫌だろうから、コラボはナシにして仕事が飛ぶときついだろうから、何か割りのいい案件を坂田さんに紹介してもらうねとシノ。

紅葉:なんで?
シノ:優しいふり?佐藤君一人でかわいそうだから。

紅葉:おじゃましました
シノ:バイバイ
(別れの言葉)

3年生の当時、別のクラスになって黒崎君を紹介した紅葉は2人の間に入っていくことは出来なかった。
紅葉と椿悲しみに暮れ、無意識に帰っていると椿の家に帰ってきてしまっていたが、ちょうど椿から電話があり「今日うち来れる?」とナイスタイミング。

鍵が入っている郵便ポストの番号は誕生日。
紅葉は部室に入る。

電話そのままで、耳を貸す。

紅葉:椿さんって死にたいなってとき誰かに言えます?
紅葉:死にたいっていうか、お腹痛いみたいなことです
椿:うん(静かに相づちをうっていく)
紅葉:お腹痛いなってときに、今お腹痛いんだって言える人がいなくて、一人で薬局行って買って飲んで寝て、痛くなくなるのを待つだけっていうそういう感じで、お腹痛いの人に言ったって治んないし、だから「別に」ってずっと思っていたんです
椿:そっか
紅葉:でも、ここに前住んでた人、その人だけはそういうの言える人で、聞いてくれる人だったから、だから会いに来たんですけど
椿:ごめんね、僕が住んでて
紅葉:だからそういうの今、椿さんに話せてるって感じです
椿:よかった。話す人いて。お腹痛いときお腹痛いって言っても治らないけど、お腹痛いんだと分かっている人がいることはちょっとだけましみたいなことあるから。
椿:いま、お腹痛いの?
紅葉:痛くないです
椿:お腹減ってる?
紅葉:減ってます
椿:牛丼好き?
紅葉:好きです
椿:じゃ牛丼同じの2つ買って帰るね

椿:じゃ、急いで帰るね
紅葉:ゆっくりでいいよ
椿:じゃ、ゆっくり帰るね
紅葉:ちょっと急いで
椿:じゃぁ、ちょっと急ぐね
紅葉:またね
椿:うん、またうちでね
合流4つの牛丼を買ってきた椿。
2つのお茶碗分のお湯を沸かしておいてと言われたのに4人分のお湯を沸かしておいた紅葉

2人がやってくる

椿:早いな
夜々:紅葉くーん、うし食べよー
椿:ぎゅうね
ゆくえ:もみじー、市民プールいこー
椿:市民プール?
夢の話椿:はい。ミュージシャンです。歌う人になりたかった、演奏もできて作ったりも出来たら最高でした
夜々:将棋のプロ棋士です。いとこのお姉ちゃんがこっそり教えてくれていた
ゆくえ:普通に数学者。まだ証明されていない問題を解き明かして、ちびっこたちに夢と希望を与えたかった。
椿:数学に夢と希望があるんですか?
ゆくえ:数学そのものが夢と希望です

紅葉:なんで本気で追いかけなかったんですか?

ゆくえ:自分の能力に限界を感じたから
椿:世間体を気にした。真っ当に生きなきゃと思っていた
夜々:手遅れになる思ったから。目指して無理だったとき怖いな

ゆくえ:でも塾講師もなりたかったから叶ってる
椿:就活の第一希望が出版社だったから
夜々:同じです。美容師になりたくてなりました
カップ紅葉のマグカップチャレンジは、黄色

おそろ いろち

黄色が余っていたので、黄色の心配をしていたゆくえ
誰も余ってない。
その後シノは、思い出のブランコの絵を塗りつぶしながら、黒崎君に電話して安堵する

棋士夜々と椿は将棋で対戦して、夜々が勝つ。
椿:ガチじゃん
夜々:椿さんガチとか言うんですね
椿:初めて言った思わず言っちゃった

夜々:甘いもの食べたいな
椿:アイスあるよ (アイスあるよの言い方が優しすぎる)
冷凍庫には、雪見だいふく・パピコ・MOWが2個ずつ
夜々:ないです。
椿:買ったばっかり
夜々:食べたいアイスがないです
椿:買いに行きませんか2人で
椿:うんいこうか。コンビニ行ってくるよ
ゆくえ:ピザまん
紅葉:アメリカンドッグ

紅葉:間違ったのかなと思うことがあった
ゆくえ:紅葉が間違いだと思うんなら間違いだったんじゃない?
高校の時の同級生が描いた絵とゆくえにシノの絵を見せる
ゆくえ:やさしいね
紅葉:うまいよね
ゆくえ:上手いかどうかは分からない、素人だから。紅葉も同じタイプだよね優しい感じ。いいんだよ、描いた人が実際はどうかはさ、それ見た人がどう思うかでしょ。優しいと思った人にとっては優しいでいい。きれいなお花だなと思ってる人に、トゲありますよ毒がありますよとわざわざ言わなくてもいいの、その人がどう見てるかでいい

椿:そんなに好きなの?そのアイス
夜々:夜のコンビニに、アイスを買いに行く行為が、好きです
椿:じゃ今度は4人で来ようか
棋譜(将棋で互いにどう進んで来たかの情報)は不明、棋士と椿の将棋対戦。光っているマスに角を打たれて詰み。椿の陣形は大きく崩れているが飛車を2枚もっていた。 (5話より

6話 修羅場…友情にも嫉妬はある

まず最初に言いたいことから。

うちの土鍋が割れてしまい、いつものよくある土鍋を買おうかと思っていたら、『みんなから拍手で迎えられた土鍋』が出てきて欲しくなりました。青いラインがちょこっと、シンプルでステキ。こんな土鍋があったのですね。

拍手で迎えられる青いラインの入った土鍋! (6話

即買いました。
うちも拍手で迎えたいと思います。(笑

解散20:43 部室の掃除から開始
椿:ゴミ袋のふくろ、ゴミ袋にしたの誰?(2回同じことを言う)
夜々:あ、ゴミ袋のふくろ
紅葉:『ゴミ袋のふくろ』はゴミ袋にならないんですか?
椿:『ゴミ袋のふくろ』はゴミだよ、潔く捨てて
夜々:えっ?ゴミの中にゴミ袋を入れて売られているってことですか?
紅葉:逆転してる。何の哲学?

一人会話に入らず黙々とコロコロをしているゆくえ

椿:ゴミ袋のふくろ、ゴミ袋にしたっていいんだけどさ、これはもうサイズ感が悪意でしょ
ゴミ箱のサイズよりかなり小さなゴミ袋のふくろ
紅葉:ゆくえちゃん悪意でやったの?
ゆくえ:善意です
椿:はい。犯人、ゆくえさんですね
ゆくえ:あ~、違います
椿:無理だよ、ごまかせないよ、認めて
ゆくえ:だって袋じゃないですか。袋のふくろとしてのアイデンティティ認めてください

春木家のルールで『最後のゴミ袋を使った人が新しいゴミ袋を買ってくる』というのがある。
ゴミ袋が終わったのかと思うと、使っていない裸のゴミ袋が1枚残っており、ルール上ゆくえがゴミ袋を買わなくてよくなる。
買いたくないがためにゴミ袋のふくろを使ったと『悪意』認定されてしまう。
(そもそも住んでいる人じゃないゆくえがゴミ袋を自主的に変えたタイミングっていつなんだろう)

椿:偽物のゴミ袋はごみに捨ててください
ゆくえ:偽物扱いかわいそう

しかし、夜々が後日、ゆくえの家を訪れるとゴミ箱に『ゴミ袋のふくろ』がセットされていた。
(ややこしいです。ゴミ袋のふくろが合うサイズのゴミ箱になるべくセットしたい)
紅葉と椿ゆくえと夜々が帰る。
椿に電話があり不動産屋さんが、前の住んでいた人がまた住みたいと言っているよう。
風呂から上がった紅葉が泊まっていいかと聞く。
引っ越しを検討しているという話なのか、
部室を買いたいという人がいるという話なのかを紅葉にしそびれる。
椿はパルムのキャラメルパンプキン味、紅葉はMOWのバニラ味
(私もMOWのバニラがいちばん好き)
希子きこ学校に行ったが教室には入れず、保健室で過ごしている。
日直がご飯を持ってくる担当だが、穂積ほずみくんが最近いつも給食を持ってきてくれる。
穂積くんが毎日『日直』なんじゃない?とゆくえがそういうことにする。

ゆくえちゃんおのでら塾の教室の花が更新されていました。

一瞬うつる教室の花 (6話より

きいろいお花。
いろいろ検索してみると『エピデンドラム』のようです。椿と同じく、ゆくえちゃんもいちばんすきな花は選べないタイプかもしれません。

ドラマ夜々とゆくえと紅葉はソファーに座ってドラマを見る

 出会わなければよかった。さよなら。
 『恋が咲いた日』はこれまでの全エピソードを…

ゆくえ:はぁ、なるほどねー
夜々:そうきたかー
紅葉:いや、この展開しかないでしょ
ゆくえ:紅葉にはわかんないかー
紅葉:ほとんどこれでしょー、一回くっついて別れて
夜々:紅葉君にはまだはやいか~

(生方美久さんの次回作は『恋が咲いた日』という伏線だなー)
椿の作戦椿は、家を手放すことを考えているようで、自宅からみんなを離していくことを画策。
しかし、居心地が良すぎる部室がみんな大好き。

ぼかぁ飽きてきたな。
■バーベキューしよう → ベランダで?たのしそうー
■キャンプしよう → 室内でキャンプ?虫居ないしいいねー
UNOしよう、そのあとで『大富豪』しよう。
夜々:えっ?『大貧民だいひんみん』のことですか?
ゆくえ:えっ?そっちで呼ぶの?金運薄れそう
夜々:大富豪って呼ぶ方が何か感じ悪いですよ
(大貧民って言ってたなぁ、福岡だなー)
■ゲームセンター行きません? → 普通に行く
ゲーセン4人でエアホッケー
1回目:ゆくえ・紅葉 1300 vs 200 椿・夜々 「椿さん弱い」
紅葉:大人数で行くゲームセンターは嫌いです
夜々:男にUFOキャッチャーの腕前見せつけられるゲームセンターは嫌いです
ゆくえ:プリクラ撮ったあと虚無な気持ちになるからゲームセンターは嫌いです
4人でいちばんおもしろいゲームはエアホッケー
2回目:夜々・紅葉 vs 椿・ゆくえ
(スコアがずっと0 vs 0。終わった後エアが出ない状態で遊んでいるみたい)
夜々とゆくえ一緒に服を買いに来ている

夜々の小学生の頃にクラスに「むらさきちゃん(村山咲むらやまさき)」というあだ名の憧れている子がいた。いつも一人でいて浮いていたりいじめられていたわけではなく、常に一人というわけでもない。男の子に交じってドッチボールをしたり、勉強も運動も出来るけど目立ってないし偉そうでもない。特別そうだけど、みんな特別扱いしない。そんな子。

最近、結婚することになって結婚相手が夜々の初恋相手。
うれしかった。好きだった人と好きだった人が、今好き同士。嫉妬でも負け惜しみでも無く、ホントにうれしかった。なんぼあってもいい好きだった人の幸せ。
椿と紅葉紅葉の働くコンビニの隅っこで授業参観みたいな感じで見つめる椿 (爆笑)

ガストに2人で外食。
家を手放そうと考えているようなのに、紅葉と一緒に住む感じを提案する椿。
紅葉が食べたいものを複数頼み、シェアしようと提案すると
椿:いいね、女子会っぽいね
2人が聞いていたら絶対怒られる
うしお夜々がゆくえの家に泊まりに来る。このみが夜々のために買った紫パジャマを渡す。
「おそろ、いろち。」
(お揃いで、色違いの略。こういう略し方を推してくるけど、ゲームセンターをゲーセンとは言わない)

夜々:ゆくえさんって鈍感って言われます?
ゆくえ:鈍感?
夜々:人から向けられた好意にあんま気付かないタイプというか
ゆくえ:紅葉のこと?
夜々:はい
ゆくえ:気付いてるよ
このみ:へ~、やっぱお姉ちゃんのこと好きなんだ
夜々:えっ分かってたんですね。ちょっと意外、泳がすんですね
ゆくえ:人聞き悪い言い方
夜々:すみません
ゆくえ:向こうが告白とか付き合いたいとか、そういうんじゃないみたいだから。今のままでいようとしている人をわざわざ突き放すのも思わせぶりなことをするのも、どっちも意味ないでしょ。
このみ:思わせぶりって誰の得にもならないもんねー
ゆくえ:そう。不倫と一緒、最終的に誰も幸せにしない
このみ:紅葉君賢いよ、好きを押しつけないのは賢い。行き場がないなら持ってるしかない、もしくはゴミ箱にポイするか。

夜々は好きな人に対する方向性を紅葉にあわせなくてもいい
夜々が好きな人は、実家がお花屋さんだけどいちばんすきな花はない、1個決めちゃうと他のに申し訳ない。かわいい人。
花屋はるき椿が花屋の手伝いをしている
弟の楓に引っ越しを検討していることを伝える。
まだ決めてはない、考慮することが多く誰の気持ちを優先させるかという優先順位の問題
楓は5歳の時から、兄がその優先順位に自分の気持ちをエントリーしていないことを気付いていた
椿は、36歳で気付いた。
純恋の時も、少しは自分のエゴを出した方が上手くいくこともあるのでは?
過去の人の幸せを願える椿を「偉い」という楓
赤田襲来部室に赤田が保険のセールスで訊ねてくる

赤田:生命保険、入られてますか?
椿:保険大丈夫です、すみません
赤田:え゛っ、この時代に生命保険に入られてない!?
椿:まずいですかね?
赤田:ご家族心配だと思いますよ?お子さんはおいくつですか?
椿:独身です、やっぱ大丈夫です
赤田:え!独身の方探してました、、、限定のプランあります
赤田:いまちょっとお時間よろしいですか
椿:どうぞ
赤田の生命保険を検討することになった椿
夜々の疑問思い出のブランコに紅葉が待っている。
し~んじ、もみじ、ゆうじ、もみじ

夜々が紅葉にあって、ゆくえにいつ告白するのかを聞く
紅葉:しないけど。
なんで、好きだと好きだと言わないといけないの?向こうの気持ちはわかってるし、なのにわざわざ言うのってこっちのエゴじゃん迷惑だよ。2人にはなれないし、だったら4人のままがいいから。
夜々ちゃんは別にいいよ、オレに合わせてくれなくていいから。

夜々:やっぱり二人合いますよ
修羅場保険の説明を終えて帰ろうとする赤田と部室に来たゆくえが、かち合う

ゆくえ:ゴミ袋と、パン屋さんのパン買ってきました。
赤田・ゆくえ:え?
椿:パン屋さんのパンいいですね、ありがとうございますぅ
ゆくえ:なんでいんの?
椿:まだココに住んでるんで。
(引っ越しを検討しているので口走る)
赤田:潮こそ、なにしてんの?
ゆくえ:私は普通に遊びに来ただけだし。赤田はなんで?
赤田:仕事だよ、営業だよいつもの
ゆくえ:お仕事お疲れ様です、玄関はあちらです
赤田:なに彼氏?この人、付き合ってんの?
(好きなものノートに入りそうな『パン屋さんのパン』がかき消されてしまう)

遊びで連れ込んでるとか、独身の人の家に上がり込んでるとか、わたしの席とか、下の名前で呼んでいるとか、嫁ぶってるとか、ゴミ袋買いたくて買ってきてないとか
(どっちにしろあと1枚なんだからごみ袋は買ってきなさいよ)

部室が修羅場みたいになってしまう。
当事者じゃなくなると男女の友達は認められなくなってしまっている赤田は、他人と仲良くしているゆくえをつい攻撃してしまう。

赤田:一つだけいいですか。潮の恋愛遍歴全部知っているけど、春木さんぜんっぜん潮のタイプじゃないですよ!
赤田退室

ゆくえ:なんか、ごめんなさい
椿:タイプじゃない人にタイプじゃないと言われるのショックなんですね
ゆくえ:(言葉にならない何か)
タイプじゃないと暗に言ってしまったことに焦る
ゆくえ:ほんとですね、結構ショックです
椿:ごめんなさいというか、ごめんなさい

(みんな、ちゃんとタイプがあるのね)
保健室穂積が希子に給食を持ってきた後、自分の分も持ってきて一緒に食べる

穂積:いただきます
希子:いただくの?

希子:そこまでしなくていいよ、みんなに何かされるよ
穂積:もうされてる。付き合ってんの?好きなんだろ?とか

ちゃんと言っておいたから『タイプじゃない』って
修羅場の報告椿が夜々と紅葉に報告。
それぞれ「友達です」で済むのに、どこにも恋愛感情がないのに、しっかり修羅場
どこにも恋愛感情が無いことをコッソリ確認する紅葉。

夜々:シンプルに嫉妬。オレの友達だったのにって、別に未練があるわけじゃなくても、元カノの今カレ見て何だこの気持ちってなったことありません?
同じですよ恋愛にあるんだから友情にもあるでしょ。

嫉妬は欲望ですから、人間からなくなることはありません

紅葉:すごいこというね
夜々:昨日のドラマで言ってました。
紅葉・椿:へー

こんなとき、ゆくえが愚痴を話せるのは一人しかいない。

赤田と言い合いになったのは高校生以来。
昔も赤田と言い合いになったときは、美鳥ちゃんが間に入ってくれていた。
美鳥ちゃんと一緒なら赤田と普通に戻れるのかな。
赤田ワンコ赤田も家に帰ってきてどっと疲れる
峰子が優しく迎えてくれる
みねこー、んーんー

ワンコみたい
バスゆくえと夜々は部活帰り

ゆくえ:男女の友情は成立すると思う?

夜々:最近までは男女の友情は成立しないと思っていたが、条件次第かもな
紅葉くんは友達で友達以上でも以下にもならない。
(相良は条件が満たなくて友達NGになりました)

ゆくえ:男同士や女同士の恋愛は成立する?

夜々:もちろん。知り合いにはいないけど当たり前にあると思う

そうなるよね。
自分がどうこうじゃなくて、そういう人もいるって考えができる。
なのに、男女の友情になると、みんな自分はこうって自己主張する
恋愛より友情のほうが扱いが軽い、友情になると他人の価値観を否定してしまっている。私もだけど。
男女の友情は成立しないという人はいるよ絶対居る
他人は関係ない2人の間のこと
夜々:結局は全部ひとそれぞれですもんね
何が多様性だよ
夜々:すぐ多様性に理解ありますとかいって
知ってくれたらいい、鑑賞しなければいい
性別めんどくさい、生まれ変わったら性別のない生き物になりたい
夜々:生まれ変わったら一緒にカタツムリになろう
カタツムリに生まれ変わっても友だちになろうね
その後ゆくえが志木美鳥しきみどりとLINE電話(このとき11/20月曜16:25)
ゆくえ:わかった、考えてみる。

職員室に戻る
ゆくえ:わたし引き抜かれるかも
ゆくえちゃん人気者だよ、うちのナンバーワンだよ。
知り合いが個人塾を再開するからやるからどう?
最近、人の運がある。一人失った分、どどっと人に恵まれるようになりました。


紅葉の恩師紅葉が部室に歯ブラシも持ってきた。
2階の日当たりのいい部屋に寝袋完備。

前に住んでた先生のこと
高校の非常勤で3年の時に数学だけ教わっていた。
住所は年賀状で知った。

どんな人か。
ずっとイライラしてて不機嫌な人だった。生徒みんなから嫌われていた。
紅葉は通知表の担任からのいい人間というコメントに絶望していた。

その先生からは「佐藤君、ホントは友達いないでしょ。毎日無理に笑って虚しくないの?」
言われたときはうわーって思ったけど、ホントだから後からじわじわ、ちょっと悔しくてうれしかった。何相談しても、へーとかふーんとかそれだけ、でも最後は「またおいで」って言ってくれた。そういう人です。

椿:わかった、きめた。
(前に住んでいた人がどういう人か知りたかったんだなぁ)
はじめての自炊4人で初自炊。
出来てる汁入れただけ、カット野菜だけ、ガス使ったら自炊。

椿のお母さんのがめ煮(筑前煮)
ゆくえ:椿さんのお母さん天才ですね。
夜々:懐かしい

いただきます。

椿:引っ越すことにしました。一人で住む広さじゃない、他に住みたいって人がいる

TVerでスピンオフ公開されました

いちばんすきな花 ―みんなのほんね―「条件」

ゆくえの妹『このみ』と、、、夜々の同僚『相良』。
なぜ相良なのか、ひどいキャラにしすぎたので救済かもしれないですね。いや、コテンパンに?

7話 引っ越し決めました…4人の知らない秘密

初自炊の土鍋さん来ました。かわいいです。

結局、楽天で買いました。
土鍋なので割れたら心配でしたが、メチャクチャ早くきて、丁寧に包まれていました。

鍋をするときいつまでもドラマのことを思い出してしまうかもしれません。

というわけで、まちがいさがしと
ゆくえが電話していた友達、美鳥みどりちゃんを想像する回です。

引っ越し宣言椿:引っ越し決めました

呆然としてみんな停止する

ゆくえ:了解でーす(速攻受け入れるゆくえちゃん)
ゆくえ:いつするんですか引っ越し
椿:新しい家も決まってません、実家に戻るという手もあります

紅葉:すみません 転がり込もうとして
椿:ごめんね 転がり、込ませ、られなくて

ゆくえ:この家、売りに出してたんですね
椿:いや、買いたい人がいるって不動産屋さんから連絡があった。前に住んでいた方が買い戻したいといっているらしく、そんなに損の出ない条件で。
ゆくえ:なんかわがままですね。椿さんが一人暮らしだと知らずに言ってきたんですよね。それでこんなに早く買い戻したいってそんなことあります?
椿:こっちも想定外で一人になっちゃったんで、ちょうどいいかなって。

椿:ひとりなんで
夜々:ひとりじゃないです。あ、いや、住んでるのは椿さん一人ですけど。

椿:べつに違うところでこうやってご飯食べればいいし
ゆくえ:ですね。じゃぁ、うちでみんな来ます?狭いうえに妹いますけど

紅葉:直接話したんですか?
椿:ううん、不動産屋さんを通してだから、紅葉くんのことを伝えておくね
紅葉:はいお願いします
夜々:ラッキーって顔してますけど
紅葉:してないですけど
ゆくえ:そっかー紅葉その人探してココに来たんだもんね、よかったね

夜々:その知り合い、わがまますぎません?
ゆくえ:夜々ちゃん、わがままとか失礼だよ
夜々:先にゆくえさんが言ったんですよ
椿:まってまって、違うからね僕が決めたことだから
夜々:でも椿さん、言われなかったら引っ越し決めなかったんですよね。売りに出してたわけじゃないんでしょ、次の家も決まってないんでしょ、いつものいい人発動しただけじゃないですか、欲しいって言われたからあげるってだけじゃないですか
椿:はい…

紅葉:え。なんで悪者扱いされてるの?
ゆくえ:されてないされてない、されてないよ
椿:紅葉くんなんも悪くないし
夜々:紅葉くんが悪いとは思ってないです
紅葉:前の人が悪いみたいな感じになってるのちょっと腑に落ちないというか。事情も知らずにわがままとか否定的な言葉使うのどうなの

ゆくえ:あー、ごめんなさい。初対面のときと一緒だ、わたしが最初余計なこと言っちゃったせい、ごめんなさい。
みんな言わないけどさ、もうちょっと4人でここに集まりたかったなーってそういうモヤモヤでしょこの感じ。でもさ、ここ椿さんちだし私達がなにか言う権利ないよ。最初にわがままと言った私が全部悪い。

椿:はい、食べよう
ゆくえ:食べましょう
2階に上がる紅葉
紅葉:仕事!
夜々:思春期かよ!はじめての自炊なのに

(仕事ってコンビニに行くのかと思ったらイラストの仕事か)
ゆくえの家で、風呂上がりにアイスを食べている姉妹
バランスボールでポヨンポヨンしてるこのみ

このみ:なんでお花屋さんが引っ越すってだけでそんなギスギスすんの?
火星に引っ越すとかじゃないんでしょ、またどこか違う場所に集まればいいじゃん。
ゆくえ:そうなんだけど、よくさデートはどこにいくかより、誰と行くかだっていうでしょ
このみ:場所のが大事だな~
ゆくえ:このみはね。でも世間一般には場所よりも人が大事なの
このみ:じゃ別にいいんじゃん
ゆくえ:そうなんだけど、この人たちだから、この4人だからここ、みんなあの家がいちばん好きなの

話しながら、自分の家を椅子とぬいぐるみで部室シミュレーションをするゆくえ

ゆくえ:落ち着かないよな
このみ:ここ部室にするのなしだからね
紅葉も帰宅紅葉の背後に近づき膝カックンをする椿
呆然とする紅葉に、ほんとに嫌だった?と謝る椿
はじめてされたので正しい反応がわからなかった。

家に帰り支度の紅葉
紅葉:別に売らなくていいですよ。事情話して連絡先だけ伝えてもらえれば先生とは会えると思うし、家を手放す話は違うっていうか。
椿:でも、ココに住みたいみたいだから
紅葉:おじゃましました
椿:またおいでー。まだいるから
紅葉:おやすみなさい
椿:ん

帰った後で、おやすみー
静かなリビング
間違い絵本夜々の美容院。小さな女の子の髪を担当

夜々が提示した本
・まっしーとまほうのき
・たっち(なんとか)
・世界の名作で楽しむ 絵さがし&まちがいさがし

本の中から『間違い探しの絵本』をチョイスする
夜々:間違い探し面白いよね。お姉ちゃんも好き

本を見始めた女の子は、困惑する。
どっちが間違い?どっちが正解で、どっちが間違い?

(間違い探しというか『違い探し』なんだよ。本来は正常な絵なんだけど、間違いの方は変なもの持ってるとかだろうなぁ。例えばケータイ持っているはずがコンニャクを持っていたり)
世界の名作で楽しむ 絵さがし&まちがいさがし なんだっけこのツバメ。金の銅像の、あれあれだよ

他の2冊は探してもないので架空の絵本っぽいが、このまちがいさがしの本は存在していた!
あるのか、すごい。

確かにどっちが正解か、分からない作りではある。でもAmazonレビュー読むと人気みたいで実際楽しそう♪ (サンプルより
元々紅葉のコンビニ控え室

園田:聞いて下さいよ、あいつ最近彼女できてオレの元々カノでした。(もう他人じゃない?)
インドアだったのにグランピングみたいなアウトドアやってる。
紅葉:元々ってぐらい前なら、人は変わるんじゃない?
紅葉:2ヶ月前!??
園田:男に合わせて変えてんすよ、あの女
紅葉:2ヶ月前、、、元々カノ
一人カラオケaikoのボーイフレンドを歌うゆくえ(aikoに似てるっちゃー似てる)
メロンソーダをおかわりしに部屋を出ると、向かいの部屋から同じくメロンソーダをおかわりに出た赤田と鉢合わせる。
(この店、前は店員が運んできてなかったっけ?)

部屋のドアを半分開けて各部屋に入ったまま、近況を話す

ゴミ袋の袋はゴミ派の赤田。
ゴミ袋のお金が惜しいのに1枚損したくないゆくえ。

椿が保険に入ったか聞くと個人情報だと断られる
赤田:あの人、客の鑑みたいなもんだから
ゆくえ:絶対何か加入してんじゃん。ま、入るよなー、椿さんだもん
(そんな性格でなぜ今まで入っていなかったのか問題)

椿とはお互い恋愛感情じゃないんだとハッキリ分かって良かった。
赤田とは、ずっと来ていたこのカラオケボックスじゃなくても、違うカラオケボックスに行っていたはず。
ドアを越しで話しているので店員に怒られる。
えいよう隠し事をしないように峰子にカラオケでゆくえに偶然会って話したことを伝える赤田。
部屋に入ってない、しゃべったりはした。

1mmも恋愛感情がないことは分かっている。だから嫌。私には補えないから。彼女とか嫁からは得られない栄養を得ているってことでしょ。分かるよ、男友達って楽だもん。
(グループで男友達にあって、話すのはOKな峰子。)
こた君に潮さんが必要なのは分かっている。でも自分のことになると、こた君のこと自分の栄養だけで育てたいもん!何が足りないの?潮さんにあって、私にない栄養素なに?足りない分を補って、栄養バランスの取れた旦那さんにしたいのに~

こんなにオレのこと好きだと思ってなかったわ
希子ニンジンからしか得られない栄養とかないし
あったとして食べなくても死なないし
好き嫌いのない穂積は、物好き

音楽の授業に出ずに2人で塾に行きテストを受ける
ゆくえ:終わった?
希子:いろんな意味で終わった
ゆくえ:大丈夫。終われば何かしら次が始まる。

(ゆくえのプリントチェンジの2本の指の動きが先生っぽくてリアル)

希子:答え合わせ苦手。答え合わせじゃなくて間違い探しって思っちゃうから
ゆくえ:わかる。何でも間違っている前提で見ちゃうんだよね。
希子:すご、絶対伝わんないと思った
ゆくえ:自分は絶対当たってるって前提で生きている人よりずっといいよ。みんな何かしら間違ってんだから。
紅葉の本紅葉のイラストが採用された本が椿の会社。白波出版で決まる。
白波出版『卯の木ヒロト著 パーティー』

紅葉はうれしいという気持ちより、これで良かったのかなと不安になってしまう。

正解はなく、反響が出てから答えが出る。
作家さんも編集部もこれが間違いだとは思っていない。

さっそく椿に報告の電話をする。
椿:思春期みたいになってたの気にしてないよ。
ちょっといいことがあったと言っただけで、イラストの仕事が大きい仕事になったのかと先に言われてしまう。おめでとー、すごいじゃん、いっぱい買う。
Snap ShipAmazonっぽい『Snap Ship』の箱を抱えて部室にやってくる夜々。
(Snap Shipのロゴは鳥かクジラかと思いましたが、Snapのaとpの間から吹き出しが出ている感じですね。)
中身は2人用の家庭用エアホッケー。ポイントがたまっているから買った。
aとpの間に何かあるんだろうなぁ (7話より

エアホッケーで出てくる木目調のものは『55 x 31 x 9 cm 1.74 kg』と小さいが、こちらは『80.5 x 42 x 22 cm』
もう一個買っちゃおっかな。

夜々の告白夜々:すみませんでした。思春期みたいになって。どう考えても1番わがままでした。

エアホッケーの手を止めて、近づいてちゃんと向き合う椿
椿:話で聞いた知らない人だけど、その人が住みたいならって思っちゃったんだよね。どちらにしろこの家にずっと一人は現実的じゃないし、一人苦手だから。
(いつもみんなが帰った後の部屋ながめてるもんね)
椿:みんなが来てくれるのはうれしいし楽しいし、追い出したいとかはホントにまったくなくて。せっかくこれ買ってくれたし、いっそみんなでここに住む?
夜々:はぁい!!
椿:え?あ、、、ごめん冗談。

夜々:私が 純恋さんの代わりになるってありますか?そしたら、ここに2人で住んであの2人も今までどおり好きに遊びに来て。あっ、でも気 使われちゃうかな。あの2人なら 大丈夫ですよね?4人は4人で、4人のときは自分以外の3人は変わらず 友達ってそういうのも ありかなって。2人のときは2人でそれはそれで関係性が変わるっていうのも。

夜々:あっ、違います。あの例えです。 一案です。ここに椿さんを住まわせておくためのあの代替案として。
椿:そっか。なるほど。(やっと気付いた椿)
夜々:あっ 違います…。違くないけど…。

椿:3人とも同じかな。同じくらいみんな同じように好き。
夜々:同じです。私も3人みんな 同じように好きです。好きです。
やっちまった紅葉のエブリストアにやってきてお菓子をヤケ買いして紅葉の居るレジにカゴを出す夜々。
夜々:やっちまった。
紅葉:やっちまった?
夜々:紅葉君の方向性に合わせる必要ないとは思ってたの。自分なりの方法で思い伝えようって。ちゃんとタイミング見極めようって。なのに盛大に間違った。出会ったことが間違いだったのかな。
紅葉:ドラマ見過ぎだから。ヒロインってすぐそうやって出会いから見詰め直そうとする。レジ袋は?
夜々:いります。
シキさん不動産屋さんに前に住んでいた人の名前を聞いた椿は、答え合わせをするために、実家の押し入れから昔に描いていた絵を探し出す。椿の絵は味があるが、その中に赤い屋根の家の上手な絵を手に取る。
楓:兄ちゃんち?
椿:、、、に、見えるよね?

紅葉に前に住んでいた人は『志木さん』だよね?と聞くと、知らない。先生は『小花さん』だった。
2ヶ月前の元々カノを学んだ紅葉は、先生→志木さん→椿という可能性を考える。
紅葉:売らなくていいよ。そんな わがままな人にこの家 売り戻さなくていい。
椿:うわっ、簡単に意見変えるじゃん。
紅葉:ぇえっ。会えないじゃん。 マジかー。

志木さんは、椿がずっと会いたかった知り合いだった。
ゆくえちゃんの家、女子3人でいつものドラマを見る。
ドラマ:先輩は何も分かってないですよ
ドラマ:ちゃんと言ってよ
ドラマ:本気で言ってる?本気です。

夜々:このヒロインそろそろ『出会ったことが間違いだったー』とか言いだすね。
このみ:言うかなー。

スマホにLINEが来て
ゆくえ:あの2人一緒にいるって。どうする?行く?
夜々:はい。行きましょ。
このみ:いってら~。

出かける準備をするゆくえ

ゆくえ:この前変な空気になったけどさ。やっぱ住んでるわけじゃない他人が口出すことじゃないよね。あのおうちがある間は4人で過ごしてさ。その後は、まあ考えようよ。火星に引っ越すわけじゃないし。4人でどっかで会おうよ。

夜々:この前、2人でご飯行ったんです。
このみ:えっお花屋さんと?
ゆくえ:へ~。どこ行ったの?
夜々:一蘭いちらんです。(一蘭はとんこつラーメンのお店で全席誰も見えない仕切りの中で食べる店)
ゆくえ:えっ?よりによって?壁あるじゃん。
夜々:はい。話しにくいけど、ラーメン食べてるとこって若干の恥ずかしさ、あるじゃないですか。だからちょっとありがたくてあの壁。
ゆくえ:なるほどね。
夜々:あの壁をもどかしくもありがたくも思えたら恋です。
ゆくえ:一蘭から恋心を学ぶとは思わなかったな。
夜々:でも、もうありません!
ゆくえ:えっ?壁?壁打ち破った?何かあった?
このみ:お花咲いた?
夜々:何もないって分かりました。向こうから私に何もない。
このみ:枯れたー。
夜々:知ってます?好きって言われて振られることもあるんですよ。3人とも同じように同じくらい好きなんですって。ゆくえさんとおんなじ、うれしいなー。好きな人に好きって言われてうれしいな。両思いハッピー。ふー。

ゆくえ:今日はやめよっか。じゃ女子3人でどっか遊びに行く?ねっ。ドラマ見る?あっ続き見よっか。夜々ちゃんの考察当たってるかなあ。(あとで、このみが一人で見てると当たってた)
夜々:行きます。椿さんち行きます。
ゆくえ:あっ、いいよいいよ。何か適当に言って断るよ。
夜々:私も3人のこと、同じように、同じくらい好きです。友達としては。
ゆくえ:うん。私も。
夜々:だから4人では会いたいです。2人組がうまくいかないのは別問題です。
ゆくえ:うん。そうだね。正しい。
ミドリ談義椿と紅葉が互いに見つめ合っているところに夜々とゆくえがやってくる。

ゆくえ:何でにらめっこしてんの?
夜々:よく紅葉君の『目力めじから』に負けずにいられますね。
椿:ねえねえ。
夜々:あっ負けた。
椿:ミドリさんって名前それなりにいるよね?
えっ?私たちもさっきまでミドリちゃんの話してました。
椿:えっ?

夜々:ゆくえさんの高校のときの塾の先生と私のいとこのお姉ちゃんどっちもミドリちゃんだったんです。
紅葉:うん。やっぱそれなりにいるよねミドリって名前。
ゆくえ:そんなに珍しい名前じゃないでしょ。
夜々:ユクエ、ツバキ、モミジ、ヨヨよりは絶対多いです。よくまあ、こんな珍しいの集まりましたよ。
ゆくえ:紅葉の名字の方が逆に浮いてる。
紅葉:ホントだよ。佐藤が一番変な気がしてくる。
ゆくえさんって、どういう字書くんですか?
ゆくえ:平仮名です。
椿:ああそうなんですね。
夜々:カワイイですよね平仮名の名前。
ゆくえ:ありがとう。気に入ってる~。

みんなの美鳥が同じ人か答え合わせをしていく。

ゆくえが繋がっている美鳥にLINEをして返信を待つことにした。
桜新町に家を買って塾を開いていた、この家。確定ですね。

紅葉:あっ椿さん。これ食べていい?
夜々:私も食べたい。精神安定パン。
ゆくえ:これ食べると落ち着くんだよね~。
紅葉:家にあるだけでちょっと安心する。
夜々:分かる分かる。
椿:変なあだ名付けないでよ。

椿:ご飯どうしよっかー。
美鳥ホテルの1017号室

ゆくえからのLINEを受け取る。
(美鳥ちゃんは田中麗奈でした。福岡出身)

みんなの美鳥みどり

潮ゆくえ春木椿深雪夜々佐藤紅葉
名前志木しき美鳥
美鳥ちゃん
志木美鳥
志木さん
志木美鳥
みどちゃん
小花こはな美鳥
先生
接点高校のときに行ってた塾の先生にすごい憧れてた
赤田と3人で友達
中学の同級生。向こうが友達と思ってたかはいまいち分かんないけど女友達。もう何年も会ってないが大好きな『いとこ』のお姉ちゃん
夏休みに福岡遊びに来てくれて将棋教えてもらった
訳ありな人で連絡先知らない
東京のみどちゃんのところで居候をしていたことがある
新潟の高校の非常勤で3年の時に数学だけ教わっていた。
「佐藤君、ホントは友達いないでしょ。毎日無理に笑って虚しくないの?」と言われる。
何相談しても、へーとかふーんとかそれだけ、でも最後は「またおいで」って言ってくれた。
人物学校の先生はしてない塾講師
何年か前に桜新町に一軒家買ってそこで小さな塾をやっていた
お母さんの介護が必要になって北海道の実家に戻っていた
勉強を教える仕事してるとは思えない
ほとんど学校に来なくて荒れていた。来るときは誰かしら殴ってたそう。
先生もクラスメートもみんなおびえていた。
でも、いい人
最後に会ったときは塾で働いていた
親とあんまり関係が良くない
ぽわぽわした優しい人
ふわっとふにゃっと柔らかい人
実家は北海道
料理得意だった
結婚していたときは小花だった、結婚して仕事辞めていた
ずっとイライラしてて不機嫌な人だった。
生徒みんなから嫌われていた。

8話 4人の美鳥ちゃん?思い出の答え合わせ

美鳥が、4人にそれぞれ会いに行く回。
相良が改心してきたが、それはまぁ、いっか。

ポジティブワード部室で4人でUNO中。終わったのか、椿は洗い物。

紅葉:聞くだけでちょっと熱出るやつある。「他人は変えられないけど自分は変えられる」
ゆくえ:私あれ。「死ぬ気で頑張れ、死なないから」
紅葉:分かる~。頑張り過ぎると人は死ぬよね。
夜々:死にますね。かすり傷でも。いっぱい付けられたら死にます。
紅葉:かすり傷いっぱい付けて殺すタイプの人いるよね~。
夜々:いっそぶん殴られる方がいい。
ゆくえ:無傷に越したことないんだけどね。
紅葉:夜々ちゃんは?
夜々:「生まれ変わったら夜々ちゃんになりた~い」
ゆくえ:うわー、こっちの苦労も知らないで。
紅葉:不幸自慢、始まるやつだ。
夜々:そう。お前の不幸を私の幸福のせいにすな。

椿:ごめん。何の発表会?
ゆくえ:嫌いなポジティブワードです。
紅葉:椿さんいっぱいありそう。
椿:何それ。ないよ。ネガティブよりいいでしょ。
夜々:何か思い付くのありません?
椿:え~、、、「失敗は成功のもと」?成功者はね、失敗を悠々と語るよね。やまない雨とか。明けない夜とかないらしいけど、咲かない花はあるしね。咲いてもみんな枯れるし↓。「置かれた場所で咲きなさい」とかね、いい言葉だよね。できれば最初っから咲ける場所に置いてほしいけど↓。
ゆくえ:人生つらいね、苦しいね。
夜々:ポジティブな人、怖いね。
紅葉:泊まろうか?大丈夫?
椿:大丈夫。いいかげん1人に慣れないと。
ゆくえの美鳥ちゃんゆくえは連絡の付いた美鳥に一人で会いに行く。

部室で、残りの3人。
椿:ゆくえさん来れないんだ。
夜々:あれ、あれは?連絡。みどちゃんからあったんですか?
紅葉:何も言ってこないから、まだ返事ないってことじゃない?
夜々:言わないだけかも。ホントにみどちゃんが4人の共通のみどちゃんだったとして、私がゆくえさんの立場だったら先にみどちゃんと2人で会います。他の3人に内緒で。散々それぞれのみどちゃんのこと話したけど確実なのって、みんなそれぞれのみどちゃんのこと大好きってことじゃないですか。
紅葉:好きとかじゃ。。。
椿:うん。好きとかじゃなくて。
夜々:嫌いですか?
紅葉:嫌いとかじゃ。
椿:うん。嫌いとかじゃなくて。
夜々:好きな人と久しぶりに会うとき、他の別の好きな人たちが一緒にいたら感情出しにくい気がしません?誰かの前だけの自分ってあるじゃないですか。嘘の顔ってことじゃなくて。ゆくえさん的にも「わ~美鳥ちゃん、あの3人とも知り合いなんだ、じゃあ5人で会おうよ」ってならないと思うんです。
紅葉:なるほど。
椿:確かに。
夜々:ねっ。だからたぶん、、、うん。みんなのみどちゃん。

ゆくえ:ホントはね美鳥ちゃんがみんなの美鳥ちゃんって分かったらその時点でみんなに連絡するつもりだったんだけど。でも、まだ言ってない。先に勝手に会っちゃった。抜け駆けしちゃった。
美鳥:まあ4人まとめて来られたら私も何ていうか。
ゆくえ:だよね?何か緊張、するっていうか。
美鳥:感情迷子になりそう。
ゆくえ:その人の前だけの自分ってあるしね。
美鳥:あるある。嘘の顔ってことじゃなくて。
ゆくえ:うん。分かる。だから久しぶりは2人で会いたかったんだよね。ごめんね勝手に。
美鳥:ううん。ありがと。ゆっくり話せたし2人でよかったよ。
椿の孤立部室の3人。
ゆくえからの電話に出る夜々。

夜々:あっゆくえさんからです。もしもし。はい椿さんちです。紅葉君もいますよ。
椿:来るって?
紅葉:えっ?

紅葉を引っ張って椿に聞こえないようにこそこそ話す夜々

椿:やだ。何これ。すごいやだ。
紅葉:分かった。じゃあそうする。切るね。は~い。
椿:えっ?
夜々:帰ります。
椿:何で?
紅葉:代わりばんこ。
椿:何が?
夜々:あっ今晩絶対、家から出ちゃ駄目ですよ。
椿:何で?
紅葉:おうちでおとなしくしてて。
椿:えっ?
夜々:じゃお邪魔しました~。
紅葉:ごゆっくりどうぞ~。
椿:何?えっ何?、、、何!?

説明をはしょりすぎた夜々と紅葉は、LINEでフォローするも怖がられる。
紅葉LINE:みんな椿さんのこと大好きだよ
夜々LINR:今日もコーヒーおいしかったな
佐藤君かわいいゆくえの家に、夜々と紅葉がやってくる。
お詫びの品です。と、カップアイスを差し出される。

夜々:ほんっとにみんなの みどちゃん でしたね。びっくり。
ゆくえ:ねっ。何か反省した。自分が知ってるころの美鳥ちゃんだけでこういう人って決め付けてた。ちょうど東京に来てたのは椿さんちに住んでる人に挨拶しにってことらしくて。
夜々:椿さんちに住んでる人、椿さんですけどね。
ゆくえ:そう。それも説明して。じゃあまず会うのは椿さんだねって。すごいよ。中2ぶりだって。

ゆくえ:紅葉は高校卒業ぶりだっけ?会うの楽しみだね。
紅葉:会いたかったけど、俺はみんなみたいに仲良かったとかじゃないから。向こうも別に会いたいとかないと思うし。
ゆくえ:ねえねえ聞いて。佐藤君ホントは数学得意なのにわざと悪い点取ってたんだって。美鳥先生の補習受けたくて。
夜々:えっ?何それ。カワイイ。
紅葉:ちょっちょっと待って。何それ。
ゆくえ:佐藤君の数学の先生が言ってた。
紅葉:待って。違うから。
ゆくえ:佐藤君カワイイ。
紅葉:佐藤君やめて。

このあと、このみが帰ってきてお風呂に沈められそうになる紅葉(?)

わりとアイスが多彩に登場しますが、世の中に存在しないものも多々出てきます。
イタリア語ですね。GHIACCIOギアッチョ GELATOジェラート VANILLAバニラ
ギアッチョは、ジョジョの第5部に出てくるキャラクターにもいますが『氷』という意味。

見たことのないイタリアのアイスクリーム (第8話より
部室に美鳥椿:どうぞ。
美鳥:変な感じ。違う家みたい。でも何か、ちゃんと帰ってきた感じある。
椿:あっ適当にその辺に。

みんなの席ではなく、ソファーに誘導する椿

美鳥:夜々と佐藤君いたんだもんね。さっきまで。んっ?何も聞いてないの?
椿:何かゆくえさんから電話来たとかで。
美鳥:「ゆくえさん」
椿:夜々ちゃんと紅葉君何も教えてくれなくて、そそくさと帰ってったけど。
美鳥:「夜々ちゃん」「紅葉君」 ふふっ。あっごめん。呼び方。聞き慣れなくて。
椿:あっこうなったのも全部聞いてると思ったし。

美鳥:でも納得ではある。ゆくえとか夜々と仲いいって。あ~でも佐藤君はちょっと意外かな~。あの4人か~って。色々こう記憶たどって、思い出がつながって、楽しくなっちゃった。
椿:よかった。どうしてるかなってたまに思い出してて。ここ買うときとか。店手伝うときとか。あっ、花屋まだやってて弟が継ぐ予定で。
美鳥:あのころも、あの後も、色々あったけど、でもこうやって昔の友達に会って回ったり、あとこういう家自分で買ったり。そういうの1人でできるようになった。
椿:ケガ、もうしてない?
美鳥:してない。もうケンカしてない。

よかったと、涙する二人
椿の回想《僕が知っているころの志木さんはいつもギラギラしていて怖くて中学のみんなから嫌われていた》

中学の頃に、よく怪我をしていた美鳥が花屋に来ていた。
将棋は知らなかったので椿が教えた。最初の駒の並べ方が分からず、歩が自分の方向になっていた。相手と向き合うように置くと教えられる。
(将棋の駒の向きぐらい見たことありそうな気もするけど、相手と向き合うを示唆しているのね)

《それから志木さんは時々気まぐれにうちにやって来ては一緒に将棋を指した》
《僕が学校に行っているときは店の手伝いをしたり母から料理を教わったりしていた》

(料理の天才・椿の母から教わっていた)

椿:将来の夢ってある?「進路決められない」って言ったら先生が「将来の夢があれば決まる」って。職業じゃなくてもいいんだって。目標とかでも。
美鳥:家が欲しい。
椿:家?
美鳥:自分の家。帰りたい家。

そして、今の椿の家に似た家の絵を上手に描く美鳥

《来るたび新しいケガをつくってきて毎回「ケンカした」と言っていた》
《一方的な暴力でも「ケンカ」と言うんだろうか》
《志木さんは何も言わずに突然来なくなりそれからすぐ転校したと知った》
《会えなくてもいいからもうケガをしていないことを願った》
《いつか帰りたい家を持てるようにと願うしかなかった》
美鳥退室美鳥:お邪魔しました。
椿:お邪魔しました?
美鳥:うん。お邪魔したから急に。
椿:でもまた志木さんの家に戻るし。
美鳥:それは今度ちゃんと話そ。春木の友達あと2人、まだ再会できてないんだよね。聞きたいし「椿さん」の話とか。この家の話とか。
椿:うん。
美鳥:じゃあ。
椿:うん。またね。

帰った後にリビングをながめる椿
得意料理相良は、夜々の友達の紅葉を見て「いいなぁ」と思い、自分も友達を目指せばよかったと後悔。声をかけるも、今から美鳥と約束のある夜々は、友達じゃない人と約束があると断る。
(好きな子に言われて一番ショックな言葉って結局なんだった?)

スネイル美容室の前まで来てくれた美鳥
美鳥:夜々、久しぶり。
夜々:みどちゃん、久しぶり!

夜々の家で、椿の母に教わったロールキャベツベーコン巻きを作ってくれる美鳥
美鳥:はいお待たせ~。
夜々:うわおいしそう!
夜々:うん!これだ。ママよりママの味。

夜々:ねえ、北海道のおばさんってさ?
美鳥:家でお兄ちゃんが見てる。施設も考えるって。「来なくていい」とは言われたんだけどさ、わざわざ塾閉めて、家売って、帰った。帰ったんだけど、全然帰ってきたって感じしないの。
夜々:分かる。意地っていうか。分かるよ。「親とか家族とか関係ないよ」って言われることあるけど関係あるもん。意地でも関わらなきゃって思う。分かる。
美鳥:ありがと。1人暮らし寂しくない?
夜々:全然。東京の方が友達いるもん。
美鳥:そう?ならよかった。
夜々の回想《私の知っているころのみどちゃんはいつもぽわぽわしていて穏やかで》
《大好きないとこのお姉ちゃんだったけど親戚中から嫌われていた》

将棋盤が置いてあることに気付いた美鳥
美鳥:夜々あれお父さんの?
夜々:パパとお兄たちの。
美鳥:夜々にはまだ難しいか。
夜々:女の子やけん、あれはせんでいいってママが。
美鳥:教えてあげよっか。
夜々:いぃと?
美鳥:教えてあげるママには内緒で。

《6歳の私は遊びに来てくれたんだと思い喜んでいたけど実際は親戚中にたらい回された揚げ句たどり着いたのがうちだったらしい。みどちゃんは親戚中から厄介者にされていて中でも特に厄介に思っていたのが、みどちゃんのママだった》

美鳥:こっち向き。相手と向き合うようにして置く。
椿に教わったように夜々にも教える。

夜々:みどちゃん。いつまでおってくれると?
美鳥:夏休みが終わるまで。高校行かないとだから新潟帰るよ。
夜々:みどちゃんのママは?
美鳥:今は北海道にいるの。
夜々:ママも夏休み終わったら新潟に帰ると?
美鳥:どうかな。あの人の夏休み終わらないと思うから。夜々のママと半分にしたら、ちょうどいいのにね。
夜々:んっ?
美鳥:娘への束縛っていうか。
夜々:束縛ってなん?
美鳥:好き過ぎて嫌われることしちゃうってこと。
夜々:ふ~ん。

《みどちゃんは夏休み最終日に新潟へ帰った》
《みどちゃんのママもお兄ちゃんも北海道に残ったらしい》
《愛着のない場所誰も待っていない場所そこに1人で向かうことも「帰る」と言うんだろうか》
《みどちゃんがいつか自分のいたい場所に帰れることを願った》
《「おかえり」と言ってくれる人がそこにいることを願うしかなかった》
美鳥退室夜々の家から帰る美鳥

美鳥:佐藤君ってさ。あの子さなんか言ってた?「会いたくない」とかそういうの。
夜々:みんなみどちゃんがいたこと知らずに集まったのね。あのおうち。
美鳥:うん。
夜々:でも紅葉君だけはみどちゃんに会うために行ったんだよ。
美鳥:うん。ありがとね。フフ。じゃぁ、お邪魔しました。
夜々:うん。また来てね。
円すいの気持ち希子:ねえ。これってさ、途中式これでも合ってる?
ゆくえ:うん。これでも合ってる。正解。
希子:ありがと。
ゆくえ:不思議だよね。違う解き方してもちゃんと同じ答えになるんだよね。
希子:それが美しいんだって語ってたし。
ゆくえ:答え合わせしたのね。
希子:何の?
ゆくえ:友達の間で同姓同名の知り合いがいたの。その人がホントに同一人物なのかどうか。結果同じ人だったんだけど、たどり着くまでが全然違ってて。同じ答えとは思えないところがいっぱいあって。
希子:『円すい』みたいな感じ?丸にも三角にも見える。人によって見え方が違う。
ゆくえ:でも円すい。丸でも三角でもないし、そもそも平面じゃないし。
希子:いやそれは知ってるけど。分かりやすいと思って言ってあげたんじゃん。
ゆくえ:見てる方向が違うだけの人がさ奥行き無視して、勝手に丸だ三角だって言い合って。それって円すいからしたらどう思うんだろ。
希子:円すいの気持ちまで考え始めたの?

どうやら穂積が来そうな時間だったから急いで帰る希子

ゆくえ:学校戻るの?
希子:ううん。帰る。
ゆくえ:授業これからですよ?
希子:帰る。ありがとうございました。
その人でしかない穂積が塾に来る。

ゆくえ:あれ?早いね。どうした?
穂積:望月は?
ゆくえ:ちょっと前に帰っちゃったんだよ。何か言われた?「保健室来るな」とか言われた?それね、保健室に来ることで穂積君が嫌な思いするくらいなら私1人でも大丈夫だよって意味ね。
穂積:望月みんなから嫌われてて。
ゆくえ:みんなって?
穂積:学校のクラスのみんな。保健室に給食持ってくの押し付け合ったり、いるとき少しだけ聞こえるような声でこそこそ話したり。
ゆくえ:うん。
穂積:はっきりさせないようにしてる。はっきり言い切れないように…。
ゆくえ:いじめじゃないって言い訳できる程度にしてるんだ。被害妄想とか便利な言葉使える感じの。いっそぶん殴ってほしいよね。ずるいよね、かすり傷だけいっぱい付けて。
穂積:学校の先生って相談したら何とかしてくれるんですか?、、、言って余計にってこと、ある気がするから。
ゆくえ:それさ本当にクラスメートみんな?穂積君もクラスメートでしょ?じゃあ希子、みんなに嫌われてるわけじゃないね。
穂積:はい。
ゆくえ:学校の先生はね、何とかしてくれる人もいるし、してくれない人もいるよ。先生とかクラスメートとかそういう呼び名じゃ、分かんないんだよ。その人がどうかでしかないから。希子のこと、みんなから嫌われてる子だから嫌いって子もいるでしょ。たぶん。
穂積:ほとんどそれだと思う。
ゆくえ:教室に行けたりみんなに好かれたりそれができたらすごいけどさ。でも、みんながあの子のこと嫌いだからっていう理由で、みんなにならなかったのはすごいよ。それだけで、その子は救われると思うよ。つらいんだよね。みんなと違うこと思ったり考えたりってつらいよね。

穂積の机にティッシュ箱を置いてホワイトボードに戻るゆくえ

自分が生徒に言ったことが間違っていないか美鳥に電話するゆくえ
ゆくえ:ごめんね。聞いてほしくなっちゃって。大丈夫かな。
美鳥:うん。間違ってないよ。
ゆくえ:美鳥ちゃんがそう言うなら大丈夫な気がする。
美鳥:私のお墨付きなんかあっても大して。
ゆくえ:大したことあるよ。
美鳥:ゆくえの先生してたころって私ほら嫌われてたじゃん?塾のみんなから。
ゆくえ:みんなじゃないよ。私と赤田は好きだったよ。好きだよ。
美鳥:その2人か~。
イライラしてない紅葉の自宅にいると美鳥から紅葉には電話が掛かってくる。
(本棚にはジョジョとかマンガもわりといっぱい)
美鳥はホテルの部屋で、ホテルのメモにサクラの落書き

紅葉:はい。
美鳥:こんばんは。小花です。もう違うけど。ごめん、ゆくえに番号聞いちゃった。
紅葉:教えるねって聞きました。
美鳥:そっか。

そんなに話すことがない2人。

紅葉:嫌いなポジティブな言葉ってあります?
美鳥:沈黙破る質問それ?
紅葉:すいません。
美鳥:佐藤君は?
紅葉:「他人は変えられないけど自分は変えられる」
美鳥:あ~、何か相変わらずっぽいもんね佐藤君。
紅葉:俺自身は何も、はい。相変わらずです。
美鳥:うん。それはよかった。
紅葉:まだ東京いますか?
美鳥:うん。
紅葉:会ってしゃべったりできますか?
美鳥:うん。補習室とかある?
紅葉:ないですね。
美鳥:ないか~。
紅葉:何か、機嫌いいですね。
美鳥:えっ?何それ。ふふっ。

いつもイライラしていたイメージの美鳥は機嫌がよかった

9話 お帰り…初めて帰りたいって思った家

最初にいいたいことから。
8話の『嫌いなポジティブワード』って何か思い当たるかなぁと考えていましたが、そもそもそういう言葉をあまり憶えていませんでした。

でも、嫌いなネガティブワードはふと思い出しました。
『ざんねんな いきもの事典』という子ども向けの本です。人気があるようでシリーズ化やアニメにもなっているようです。生き物に対して、勝手に見下した感じがなんだかなです。みんな平気なんでしょうかね。私の『誰にも伝わらないと思うけど』なのです。

さて、ドラマタイトルの『いちばんすきな花』って、4人それぞれのすきな花があるのかと思っていましたが、ガーベラのことだったみたいですね。4人をつらぬくキーとなる美鳥ちゃんがいちばんすきな花がガーベラ。

パーティーこの世界のAmazon、SnapShipから紅葉のイラストの表紙の本『パーティー』がいっぱい届く。(近くの本屋さんとかで注文しないのか。)
紅葉が一冊あげようと思ったらいっぱい持っているから、白波出版の社員だからいっぱいもらえると思ったら、全部自腹で買っていた。
紅葉:オレのこと初孫だと思っています?

書店で美鳥が手に取ったパーティーの帯
『君と重ねた日常は
 後悔するほど
 せつなく、脆く
 騒がしい。

 また、いつか
 この街で
 逢えますか?』

ゆくえと美鳥は、書店からファミレスへ。美鳥とだからファミレス。
ゆくえの回想《美鳥ちゃんもあのころと変わらないように見えた》

(美鳥ちゃんの塾講師時代の役[出口でぐち夏希]は、夜々に似ている。従姉妹だからあえて?)

ゆくえ:美鳥ちゃん、第一志望B判定だった。
美鳥:今Bならすごいよ。
ゆくえ:赤田はA判定だった。
美鳥:よそはよそ。 うちはうち。(ゆくえが希子にも言っていた受け継がれる言葉)赤田の志望校と比べてもしょうがないでしょ。

《私の知っているころの美鳥ちゃんはいつもにこにこしていて明るくて》

夜中に生徒と出歩いていると怒られる塾のバイトをしていた美鳥。

ゆくえ:進路決めた。塾講師。
美鳥:へ~。物好き。ゆくえは学校の先生でもいいと思うけどね。
ゆくえ:やだよ。学校は無理。嫌いだから。
美鳥:学校が嫌いな先生がいたら、ゆくえみたいな子は救われるんじゃない?
ゆくえ:でも私には無理。他の、学校が嫌いで先生になる人に任せる。
美鳥:そうね。
ゆくえ:何で先生になろうと思ったの?
美鳥:高校生のとき親戚の子に「みどちゃん教え方が上手だね」って言われて。 (おそらく夜々のことです)
ゆくえ:ふ~ん。えっ、それだけ?
美鳥:生まれて初めて誰かに必要とされてるって思えたの。それに人から教わったものがまた他の人に
つながっていくのって面白いなって。
ゆくえ:へ~。
決めなくていいゆくえの高校時代。塾の教室で授業が終わった。

ゆくえ:赤田と友達っておかしいのかな。昨日塾の帰り、赤田とコンビニ寄ったら同じクラスの女の子いて。言われたんだ。
美鳥:「彼氏?」みたいな。
ゆくえ:「友達」って言ったら「じゃあ好きなの?」って。好きだけどさ…。ん~、好きだけどたぶんその子が言ってる好きって違うやつでしょ?
美鳥:違うやつだろうね。
ゆくえ:違う好きで一緒にいちゃ駄目なの?
ゆくえ:駄目って思う人はいるよ。
美鳥:そんなこと言わないでよ。
美鳥:ゆくえと赤田の関係が駄目ってことじゃなくて価値観の話ね。男女が2人でいたら恋愛しかあり得ないって思う人もいる。それはそれ。
ゆくえ:ふ~ん…。
美鳥:でもだからって2人の関係は恋愛だって決め付けるのは…。暴力。
ゆくえ:暴力…。
美鳥:みんなもっと他人に無関心に生きたらいいのにね。判定したくて仕方ないんだよね。

《美鳥ちゃんはいつも周りの人から悪い関心を向けられていた》
《高校生の私には何もできずわざとわがままを言って塾の外に連れ出すくらいだった》

ゆくえ:どうしたの?
美鳥:一番好きな花。

窓際に飾ってあるオレンジ色のガーベラ

ゆくえ:へ~。何で?
美鳥:好きに理由とかないでしょ。
ゆくえ:ないの?
美鳥:ある人もいるだろうけどなくてもいいんだよ。無理やり理由付けて好きとか嫌いとか決めなくていいんだよ。
ゆくえ:そうだよね。
美鳥:解けた?
ゆくえ:やっぱここ分かんない。
美鳥:じゃあ…。

《そう教えてくれた次の日美鳥ちゃんは突然バイトを辞めた》
《逃げて正解だよと思えた》
《いつか本当の美鳥ちゃんでいられる場所で誰かに必要とされててほしいと願うだけだった》
買い戻せる現代に戻ってくる、ファミレス。

美鳥:またこっちに逃げようかなって。
ゆくえ:うん。正しい。
美鳥:そんなはっきり言う?クズでもまあ親は親だからね。ホントは最後まで面倒見なきゃ駄目なんだけど。  (いままで濁してたけど、クズなんだ) 
ゆくえ:駄目じゃない。親だからって理由で好きでいることないよ。
美鳥:ありがと。それに北海道戻った途端、昔の生徒からいっぱい連絡届くようになって。
ゆくえ:私もそんなタイミングで電話して。
美鳥:そう、びっくりしたぁ。それで、ん~逃げるっていうか帰りたくなっちゃった。
ゆくえ:うん。おかえりなさい。

美鳥:あっそう。元の家の近くで、あれぐらい広くてって探してたら不動産屋に「前のおうち買い戻せるかもしれません」って言われて、いや無理でしょって思ったら、
ゆくえ:椿さんで。
美鳥:そう。ご夫婦って聞いてたのに1人だし。
ゆくえ:もう色々びっくりだね。
美鳥:4人が出会ってたことが一番びっくりだけどね。
ゆくえ:だよね。

(やっぱり部室ぐらい広いおうちを独り身だけど探していた。)
カラオケ大作戦美鳥にこっちにいる間に会いたい人がいると言われて赤田召喚。
(赤田とケンカしていると聞いていた美鳥のフォローですね)

赤田:美鳥先生。
美鳥:お~!何?お前。スーツとか着ちゃって。
赤田:いやいや、仕事帰りだから。
美鳥:はいはい。座って。
赤田:ヤッバ。

気まずくゆくえと顔を合わせる赤田

美鳥:はい。仲直りの握手。
ゆくえ:いやいやそういうんじゃないって。
赤田:ハハ…。何か説明とか…。
ゆくえ:した。全部話した。
美鳥:こた君。(又聞きの峰子のマネ)
赤田:余計なことまで説明すんな。

美鳥:結婚おめでとう。
赤田:ありがとうございます。
美鳥:私バツイチなんだけど新婚生活のアドバイス聞く?
赤田:結構です。
ゆくえ:大丈夫?奥さん。
赤田:うん、説明してある。いいよって。別にあれだからね、何でもかんでも駄目ってそういう人じゃないから。

赤田がごはんを注文しようとするが、これは2人じゃないからカラオケに行くチャンスじゃないかとゆくえが気付き、瞬時に察知した赤田と2人で美鳥にカラオケに行こうと言わせる。

美鳥:心配したのに2人、仲いいままじゃん!夜約束があるから遅くまでいられないからね。
美鳥の次の予定は、紅葉と会うこと

エブリストアの外で紅葉にアクセスする美鳥
(みんなそれぞれ、コンビニに来てのアプローチが違う)

美鳥:お疲れ。
紅葉:ありがとうございます。

ビールを差し出す美鳥

美鳥:あれ?成人してる?
紅葉:してます。
美鳥:見た目変わんないからまだ高校生かと思った。
紅葉:いただきます。そっちは何かすごい変わりましたね。冗談とか言わない人だったのに。
美鳥:うん。あのころが変わってたんだよ。佐藤君が知ってたころが変わってたときなんだよ。
紅葉の回想《確かに変わってる人だった》
《俺の知っているころの先生はいつもいらいらしていて不機嫌で》
《みんなから嫌われていた》

40点以下が補修の対象になり、紅葉は37点。
声が野太いバージョンの美鳥。

美鳥の補修を受ける紅葉

美鳥:限界?
紅葉:限界です。もうちょっと考えます。
美鳥:考えて限界なんでしょ?
紅葉:カラオケ行きたくなくて。今友達みんなカラオケ行ってて。合流したくなくて。
美鳥:何それ。
紅葉:学校いれば行けなかったって理由になるから。

舌打ちする美鳥
(カラオケに行きたいゆくえと赤田と対比になっているカラオケ行きたくない紅葉)

美鳥:友達いないでしょ。佐藤君、友達いないでしょ。
紅葉:いますよ。今カラオケにいます。
美鳥:今カラオケにいるのは、ただのクラスメートでしょ。
紅葉:友達です。昨日のドラマの話とかするし、好きな子の話とかするし。
美鳥:あっそ。好きでもないはやってる歌、歌って話合わせるために興味ないドラマ見て、ちょうどいい女の子好きってことにしてるんだ。友達と友達するために。他人の噂話で盛り上がって、何がホントで何が嘘かには興味なくて、その場しのぎの会話ばっかり。好きじゃない人と好きじゃない話して楽しくないのにへらへら笑って、むなしくないの?

解答用紙を受け取った美鳥がチェックする
美鳥:はい。全然できてない。間違いばっかり。

美鳥:何?いいよ。もう帰って。
紅葉:また来ます。
美鳥:えっ?何で?
紅葉:ありがとうございました。

《みんながそうしていることは、それが正解だと思っていたけど違ってていいらしい》
《この間違いが分かっただけでどうしようもなく救われた》
《自分自身は何も変えられなかったけど、嫌いな自分を否定してもらうことで自分の気持ちを肯定してもらえた》

紅葉:美大も考えたんですけど自分には無理だよなと思って。
美鳥:ふ~ん。
紅葉:「やってみなきゃ分かんないよ」とか言ってくれないんですか?
美鳥:分かるでしょ。無理って思うなら無理だよ。他人の言葉で受験の合否が決まるわけないでしょ。
紅葉:ごめんなさい。
美鳥:終わった?

《どうしていつもこんなに不機嫌なのか気になったけど、でもむしろこの距離感がちょうどよく心地よかった》

補修室の横を通っていく黒崎と篠宮と挨拶する紅葉
美鳥:友達?
紅葉:あっ、1年のとき一緒にいたやつと2年のとき一緒にいたやつです。
美鳥:それは友達じゃないの?
紅葉:1人になりたくなくて一緒にいただけだから。あの2人も1人だったからちょうどよかっただけ。
美鳥:中学のとき学校のやつみんな死ねって思っていつも1人でいたんだけどね。
紅葉:俺そこまで言ってないです。

美鳥:教室じゃ静かなくせに2人になるとすごいしゃべる変なやつがいて、やりたくもないゲームのルール勝手に教え込まれて相手させられて。しかもそいつんちで。
紅葉:ヤバいやつですね。
(やりたくもないゲームは将棋。椿はヤバいやつ。良かれと思っていたのに。)
美鳥:私が1人でいたからちょうどよかったのかな。一緒にいたのうれしかったけど、ちょうどよかったってだけなのかな。

解答用紙の裏に描いてある紅葉の絵を見つける

美鳥:何?これ。
紅葉:あっ、すいません。落書き。ごめんなさい。

紅葉の絵に桜の木と花びらを書き込む
(家の絵もだけどササッと描き込む量じゃないです。ジョジョの露伴先生なの?)

紅葉:えっ、うまっ。
美鳥:裏見なよ。またいっぱい間違ってるから。(解答用紙の表が裏)
紅葉:ありがとうございます。
美鳥:うん。

紅葉:お邪魔しました。
美鳥:うん。またおいで。違うよ。「失礼しました」でしょ学校だから。
紅葉:お邪魔しました。

《不覚にも数学の成績が上がってしまって分からない問題を必死に探すようにまでなっていた》

美鳥:合ってる。
紅葉:間違ってます。
美鳥:合ってるんだってば。何で疑うの?
美鳥:あっごめん。残り明日でいい?6時までには行かないと。
紅葉:えっ?行くって?
美鳥:家。買い物して6時には着かないと。
紅葉:先生結婚してますよね?
美鳥:うん、じゃ。

《何で帰るって言わないんですか?って聞こうと思ったけど帰りたくないってことかと思ってやめた》
とてもすぐには描き込めそうもないサクラ。 (9話より
またね《不機嫌なわけじゃなくて感情を殺してただけかもしれない》
《俺が友達の前で笑うしかないみたいに怒るしかなかったのかもしれない》
《自分の知らないところでいいからいつか先生に帰りたい場所ができることを願うしかなかった》

紅葉の卒業式に美鳥先生の元に来る生徒はいなかった

紅葉:で2階の部屋の1つに寝袋とか置いて。
美鳥:えっ?住んでんの?
紅葉:住んでないです。週3くらいで泊まってるだけです。
美鳥:普通に住んでんじゃん。じゃみんなによろしく。
紅葉:塾始まったら遊び行っていいですか?
美鳥:やだよ。週3で泊まられんのは普通に嫌。またね。
感情が戻った
美鳥
東京に彼氏(たっくん)を頼って出てきた夜々だったが、露頭に迷いコンビニでうずくまっていると、声をかけてきてくれたのが偶然にも美鳥だった。美鳥の家に転がり込む。

美鳥:男見る目ないの一緒。去年離婚したの。
夜々:えっ?結婚してたの?
美鳥:えっ?それも知らなかったか。
夜々:そうなんだ大変だったね。
美鳥:大変だった~。人ってこんな感情失うんだってびっくりした。あっ、今はもう大丈夫。取り戻した。仕事も普通にできてるし。
夜々:高校の先生だよね?
美鳥:今は塾の先生。
夜々:うん。その方がいいよ。学校嫌い。
美鳥:私も嫌いだったよ。だから最初は学校の先生になったの。
夜々:んっ?どういうこと?
美鳥:学校が嫌いって気持ちが分かる先生がいたら救われる子がいるって思ったから。
夜々:ホント優しいね。
美鳥:大学のときバイトしてた塾の生徒(ゆくえ)がそういう先生いてほしいって。自分は無理だから塾の講師目指すって言ってたけどね。
夜々:何そいつ。すごい他人任せじゃん。

美鳥:中学の友達から将棋、教わったんだけどね。その友達のお母さんが、料理教えてくれたの。
(『友達』だったよ椿さん!)
夜々:へ~。私その友達から恩恵もらい過ぎだね。
美鳥:もらい過ぎだね~。

《みどちゃんは相変わらずだった》
《色々あったみたいだけどあのころと同じぽわぽわと温かくて優しいみどちゃんのままだった》

夜々:ねぇみどちゃん。美容師目指してるんだ~。
美鳥:お母さんになれって言われたの?
夜々:違う違う。それはホントに自分の意思。
美鳥:ならよかった。自分の夢なら。
夜々:みどちゃんは?子供のころの夢も先生?
美鳥:ん~、家が欲しかった。理想のおうちみたいなのがあって。そういう家で自分の塾やるのが、今でも一番の夢。
夜々:へ~、やりなよ。
美鳥:幾らかかると思ってんの。そんな簡単に始めらんないって。
夜々:何ていうの?慰謝料?いっぱいもらえたんでしょ?
美鳥:まあね。
夜々:じゃあ無理ではない?
美鳥:今は無理だけど、いつかは無理じゃないか。
夜々:いつかって意外とちゃんと来るよ。いつかまたみどちゃんに会えたらな~って思ってたし。
美鳥:じゃあ、いつかはできるか。何かできる気がしてきた。

《このままここに住んじゃおうかな、なんてのんきにしていたら居候していることがママにバレた》

美鳥の家を去る夜々。
Geegloで『学習塾開校』と検索する美鳥は動き出す。
(美鳥ちゃんを、あの家を、後押ししたのは夜々)
月日が流れるおのでら塾で塾講師になったゆくえ、新しい塾のチラシを知り、チラシに書かれた名前から美鳥ちゃんの塾じゃないかと電話してみると、美鳥ちゃんだったので連絡がつくようになった。

(実際は会うまでいかなかった)

《美鳥ちゃんは相変わらずだった》
《明るくてよく笑って》
《塾の先生をしている憧れの人だった》
《先生は相変わらずだった》
《卒業してから毎年年賀状のやりとりをするだけだった》
《イラストのこんな仕事をしましたと報告しても「明けましておめでとうございます」とだけ返事が来る》
《文字まで何だか不機嫌に見えた》

年賀状の住所が東京に変わったことに気付いた紅葉

月日が流れ、お邪魔しましたと家(現・部室)を出る美鳥。

入れ替わるように、椿と純恋が家を見に来る。椿は、美鳥の家の絵が頭の中にあったのでここにしようと直感で感じる。お邪魔しますと入る椿。

札幌にもどった美鳥にゆくえが、部室のベランダから電話して、経緯がつながる。

美鳥の学習塾で、住所判明

みどり学習塾
塾長 志木美鳥 東京都世田谷区桜新町3丁目2-3
midorigakushujuku@fmail.co.jq
小学生(算数・国語・英語)
1教科 60分 5,800円

実際の桜新町は2丁目までしかない。

赤い点線枠が桜新町。南が1丁目で北が2丁目。

ついでに美鳥の住所遍歴
・新潟市港南区泉町32-5
・札幌市南区 真駒内 7-6-1

美鳥の帰りたい家回想が終わり現代に戻る
カーテンを事前に用意したくてサイズを測りに来た美鳥

美鳥:あした北海道戻る。3人とも2人で会えたし。
椿:うん。

椿:この前、4人でゲームセンター行って。
美鳥:ゲームセンター?意外。
椿:すごい楽しかった。帰りにバスでバスの一番後ろのつながってる席、みんなで座れる席で4人でこう並んで座って、帰ってここに。

(好きなものノートにメモ『バスの一番うしろのつながってる席』)

美鳥:楽しそう。
椿:うん。楽しかった。だから大丈夫。塾いつから?
美鳥:まだ決めてない。今住んでる人がいつ出るか決まってないんだもん。決めらんないよ。
椿:だよね。いつまでに出てほしい?
美鳥:一応ね、他にも物件探してんの。ここ高くない?こんな広くなくていいかな~って。
椿:うん。分かる。ここ高い。こんなに広くなくていい。だから出ようと思って。今他に物件探してる。同じ場所の方が、前にいた生徒さんも通いやすいもんね。ここがあれでしょ。初めて帰りたいって思った家でしょ。
美鳥:うん。帰りたい。
椿:変な日本語。今いるのに。
美鳥:ここに帰ってきたい。
椿:うん。出れる日決まったら教えるね。
美鳥:ありがと。

椿:これからみんな来るけど、どうする?
美鳥:もう行く。カーテンの長さ知りたかっただけ。
(椿があげればいいんじゃないかな)
椿:(LINEを見て)あっ、夜々ちゃんがご飯作ってほしいって。
美鳥:作ってあげたよこの前。みんなで食べたいんだって。

椿がキッチンを指し
椿:見て。めったに使わないからすっごい奇麗。
美鳥:私は毎日使ってましたけど。
椿:それは、いいね。使い勝手分かってて、いいね。ごめん。志木さんが嫌なら全然無理には。
美鳥:あっ、スーパーできたんだ。
椿:うん。歩いて5分とかのとこ。
美鳥:いいね。いい所にできたね。便利~。
椿:うん。便利。
美鳥:みんな何時に来るの?
椿:ゆっ夕方とか夜とか。暇になった人からぱらぱらと。
美鳥:いつもそんな感じ?集まる約束するとき。
椿:約束とかしないんだよね。誰かが行っていい?いいよ。行っていい?いいよって。
美鳥:気付いたら集まってんだ。そう。いいね。
椿:うん。いい。

美鳥:何食べたい?
春木家が発端美鳥が買い物をして帰ってくると、みんながカードゲームで遊んでいる。
(椿さんも買い物いこうよ、、、)

椿:あっ、おかえり。今ちょうどみんな来たところ。
美鳥:あっ、ありがとう。
椿:ありがとう。
ゆくえ:おかえり。
夜々:みどちゃんおかえり。
紅葉:おかえりなさい。
美鳥:ただいま。

美鳥:あっ。ごめん。誰か。
夜々:あっ。キッチンペーパー?持ってくるよ。
ゆくえ:2階の空いてる部屋、そういうストック置き場になってるの。
美鳥:そうなんだ。
紅葉:椿さん。牛乳あしたで終わるかも。
椿:次誰だっけ?
紅葉:ゆくえちゃん。
ゆくえ:えっ?もう私?順番回るの早くない?
紅葉:これ買ったの俺だも~ん。
椿:買っといてね~。
ゆくえ:は~い。
(なぜかいつも買い物したくないゆくえちゃん)

美鳥:こっちで4人で食べていいよ。
ゆくえ:あっ、いいのいいの。そっちだと席足りないから。
夜々:こっちでちっちゃくなって食べよ~。

夜々:懐かしくないですか?
椿:懐かしいっていうか…ん~家の味?
ゆくえ:家の味?
美鳥:たぶん。春木の家と同じ味なんだと思う。お母さんに教えてもらったから。
紅葉:椿さんのお母さん?
美鳥:うん。中学のとき春木に将棋教えてもらって、お母さんに料理教えてもらって。
ゆくえ:えっ?将棋?
椿:僕が志木さんに教えたの将棋。
紅葉:なのに今は夜々ちゃんが一番強いの?
ゆくえ:えっ分かんないよ。美鳥ちゃんの方が強いかも。
夜々:後でやろ。
美鳥:うん。
紅葉:椿さん、発端のくせに一番弱いんだ。
椿:分かんないでしょ。分かんないよ?志木さんの方が弱いかもしれないでしょ。
夜々:それはないです。椿さんめちゃくちゃ弱いですよ。
ゆくえ:うん。弱そう。
椿:ルール分かんない人黙ってて。
ゆくえ:分かるよ。王様取ればいいんでしょ?
紅葉:絶対分かってないでしょ。
ゆくえ:んっ?
椿:王様?

美鳥:残り持ってくるね。
4人の中に入れていない美鳥が気になるゆくえ

紅葉:でも俺も椿さんには絶対勝てるよ。
椿:何で?ルール分かってる?
紅葉:ううん。分かんないです。
椿:分かんないの?分かんない人に負けるの?
紅葉:いや分かんなくても勝てそう。
椿:何で?おかしくない?
夜々:たぶん勝てますね。
椿:何で?

美鳥:ごめん。ごみ袋って。
紅葉:ここです。
ゆくえ:一番左の引き出し。
みんなにゴミ袋の場所を教えられる

美鳥:ありがとう。
椿:残りまだある?
紅葉:ありま~す。
夜々:ゆくえさん牛乳のついでに。
ゆくえ:何で?まだ残ってるんでしょ?

美鳥:いいね、みんなごみ袋の場所まで分かるって。
椿:えっ何で?
美鳥:ごみ袋どこにあるか分かるって暮らしてるってことだよ。帰る場所ってことでしょ?よかった。
みんなに帰る家あって。

ゴミ袋の引き出しを開けて
椿:ここね。ここ。
美鳥:うん。分かった。覚えとく。
椿:うん。
転校生空港にゆくえがお見送りに来る

ゆくえ:私一人でごめんね。今日みんな仕事で。
美鳥:ううん。見送りとか恥ずかしいし。
ゆくえ:空港で人見送るの憧れだったの。生まれて初めてー。
美鳥:あっそ。よかったよ憧れ叶えられて。
ゆくえ:昨日みんなありがとうって、ご飯おいしかったって。

美鳥:私ね2人って好きなんだよね。
ゆくえ:えっホントに?
美鳥:ホント。2人組安心する。自分のためだけに相手がいるって感じが安心する。
ゆくえ:へ~。たぶん話してなかったけど私たち4人ね、初めて集まったとき最初に話したのが2人組つくるの苦手って話。
美鳥:ハハハ。ごめん。笑っちゃった。想像でき過ぎる。
ゆくえ:でしょ。それだけが共通点で。
美鳥:だから4人で仲良くなったんだね。
ゆくえ:ん~どうだろう?
美鳥:私はね、4人みんなのこと好きだけど、それぞれと2人でいる時間が好きだったし、2人ずつで会ってみて今も好きだなって思った。
ゆくえ:うん。
美鳥:5人は違うの、かも。あっ5人はね楽しかったよ。楽しかったし、うれしかった。みんなで会えてよかった。
ゆくえ:みんなも楽しかったと思うよ。
美鳥:でも5人じゃなかった。4人と自分1人。子供のころ転校ばっかしてたから交換ノートをね、途中から参加したことがあって。
ゆくえ:へ~。
美鳥:自分が入る前のページ読み返してもやっぱり自分がいたことには、ならないんだよね。1学期盛り上がってた、あの男の子の話題しなくなったな。誰か失恋したのかな?とか。夏休み明けみんな言ってるこの牛乳事件って何のことだろう?とか。考え過ぎて気使って当たり障りのないことばっか書いてた。
ゆくえ:そうなんだ。
美鳥:私はみんなと2人ずつで出会ったから。それはそのまま変わらなくていいの。仲間に入れなくていいし、むしろよかった。
ゆくえ:よかった?
美鳥:うん。この4人が出会えたって思うと今まであったこと。全部意味があったって思える。よかったって思える。それくらい4人が仲いいんだもん。
ゆくえ:椿さんちがまた美鳥ちゃんの塾になったら時々、1人で遊びに行ってもいい?
美鳥:うん。来て。待ってる。
ゆくえ:うん。
美鳥:うん。そろそろ行こっかな。ゆくえ、ここでいいよ。あっここだと憧れのやつにならない?
ゆくえ:ううん。ここで。
美鳥:じゃあバイバイ。
ゆくえ:いってらっしゃい。帰ってきてね。
美鳥:いってきます。

(帰ってこないのか美鳥ちゃん)

10話 いちばんすきな花 第10話 迫る引越し…最後に4人でやりたいこと

いよいよ、次が最終回ですね。
TVerの再生回数がすごいけど視聴率が低いとかネットニュースで見かけますが、私が好きなドラマって大抵視聴率が高くない。よそはよそ、うちはうち。ドラマが最高なら何の問題も無いです。TVerとかでもっと収入になればいいですね。
silentで恋愛をやりきった生方さん(脚本)なので、男女の友情をテーマにしたドラマでも見たいと思わせてくれるなんてやっぱりスゴいです。

間違い空港で、子どもを見ていない親だと間違われておじさんに指摘される美鳥。
(あそこまで文句行っておいて知らんぷりするおじさん居る?あとから来た本物のお母さんに注意しなさいよ)

《勘違いされる人生だった》
《間違い探しをしようにも、見比べる2つの絵の片方を別物とすり替えられてしまっていた》
《あまりにも全部が間違っていて指摘のしようがなかった》

夜々から美鳥に将棋指そうと思ってたのに忘れた今度相手してとLINE。(まだ誰が1番強いか分からない)

《そんな人生だったけど、時々ぽつんと他のみんなとは違う人がいて》
《間違い探しの答えみたいに一度見つけると気になって仕方なかった》
《その4人が正解なのか間違いなのかは分からないけど》
《私にとっては間違いなく救いだった》

美容院の『違い探し本』に赤い丸を付けてしまう子ども。(赤ペンどっから持ってきた?)すでに破れてるからいいということにした。
杏里せんぱい:図書館のウォーリーみたいになってんじゃん。誰かがウォーリーに丸付けてんの。自己顕示欲がすごいんだよ。俺が見つけたぞ!っつってさ。
夜々:みんな丸付けたくなるんですね。

(ウォーリーを探せって、みんな知ってる感じなのね)
ほっこり
兄妹
実家の花屋で花を抜き取る椿

楓:誰かにあげるの?
椿:ううん。家に置いとくやつ。あっお金ちゃんと払うから。
楓:いいよ。
楓:絶望的にセンスないね。
椿:そんなにはっきり言う?
楓:それあれでしょ。いいと思ったのかき集めただけでしょ。
椿:そんなことな、、、そうかもしれない。
楓:これだから素人は。
椿:うんプロに任すわ。よろしく。
楓:大事なのは組み合わせだから。好きなお花だけ集めたからって、いい花束にはなんないんだよ。人間関係も、おんなじだよっ。
椿:だよね。
ゆくえ:えっ、だって経験ある?飛行機飛び立つの見上げて『じ~ん』ってするやつ。
夜々:ないです。ないし憧れないです。
ゆくえ:ホームで電車追い掛けて『元気でね~』みたいなのとか憧れない?
紅葉:憧れないよ。あれ絶対どっちも恥ずかしいよ。
ゆくえ:まあそっか。無縁だよね。
椿:納得されるのも心外だけどね。
夜々:事実ですよ。われわれには無縁です。あっ洗い物しちゃいま~す。
ゆくえ:あっちょっと待って。美鳥ちゃんからみんなに伝言預かってるの。

ゆくえ:うん。まずは夜々ちゃん。恋愛はすてきなことだけど恋愛以外に楽しみを見いだして初めてすてきな人間になれる。
紅葉:えっ、伝言ってそういうやつ?
椿:格言的なの?
ゆくえ:次、紅葉。仕事なんて何したってどうせつらい。どうせ何してもつらいんだから好きなことしてつらくなりなさい。
紅葉:はい。
ゆくえ:はい。最後、椿さん。原状復帰よろしくお願いします。
椿:はい。あっ…ここの?家の?
ゆくえ:そう。家の。
椿:はい。あとは?
ゆくえ:以上です。
お疲れさまでした。
夜々:お疲れさまでした~。お手洗い借りま~す。
紅葉:ありがとうございました~。
椿:何かいいやつちょうだいよ。

ふと、お花が届くとうれしいなぁ

椿さんのおうちがお花屋さんということもあり、お花がいっぱい出てきましたね。このみが椿のことを「お花屋さん」と呼ぶのですが『バラのない花屋』を思い出しちゃいます。

うちもいま、お花がいっぱい。
お花が定期的に届くとうれしいかもなぁと思っています。

お花に詳しくない自分で選ぶのじゃなく、楓とかにお花が長持ちするとか専門的に考えて選んで欲しいなんだかしあわせです。

いちばんすきな花 シナリオブック 完全版(上)

生方さんのTwitter(いつまでもツイッターって呼ぶタイプ)でシナリオブックの上が出たことを知りました!カットになったシーンも入っているらしい。カットするなんて!何でもないようなダラダラした会話をもっと聞きたいー。毎回、1.5時間ぐらいやってもらえませんかね?

会話のキャッチボールが速すぎて入ってこないところも多いので、あー、そういうこと言ってたのかとか、そこに掛かってるのかとか、発見が多そうじゃないですか?

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